米国発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【米国発!Breaking News】夢の小型犬が誕生。「3種の交配で愛くるしく寿命は20年超」とブリーダー。(アリゾナ州)

愛するペットに長生きして欲しいのは飼い主の共通の願いである。このほど米アリゾナ州から、ある種の交配により、20年を超す長寿でルックスも可愛い小型犬が誕生したという話題が飛び込んできた。

飼育環境や食事、犬種にも左右されるであろうが、犬の寿命はだいたい10年から長くても18年くらいだと言われている。だが、純血種であることにさえこだわらなければ、20年以上長生きする犬の繁殖、流通はもはや夢ではなくなったという話題をお伝えしたい。

このほど米アリゾナ州のブリーダー、スティーヴ&リンダ・ロジャースさん夫妻が、「私達の交配により誕生した“Cava-poo-chon”を紹介します。エイジングを感じさせず、いつまでも愛くるしい長寿の小型犬です」と発表した。キャバリア・キングチャールズ・スパニエルとビション・フリーゼのミックス犬に、ミニニュア・プードルをかけ合わせたそうで、親犬が持つ特徴を少しずつ受け継いだ実に可愛らしい小型犬だという。

個性的なルックスで親犬より長生きすることが多いため、アメリカでは実はとても人気があるミックス犬。市場ではもともとヨークシャー・テリアやマルチーズの血が入ったミックス犬への期待が強く、遺伝子学の研究者や獣医、そしてドッグトレーナーの間でも次世代型の交配への注目は高まっていたが、「様々な試行錯誤の末、これら3つの犬種をこう組み合わせることがベストであろうという結論に至りました」と夫妻は話している。

もっとも、これによい顔をしていないのが「アメリカンケネルクラブ」。ケネルクラブは、ドッグショーを開催し、犬種を認定して血統書を発行するなど世界各地に設けられている愛犬家団体である。彼らは、「金儲けのための新手のトリックにほかならず、我々は“Cava-poo-chon”を認めません」と否定的だ。繁殖が次々と行われて市場で流通するようになった場合、アメリカでは一匹につき日本円にして20万円から35万円の価格になりそうだという。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)