地を這うというより、むしろ幅広の頭を高くもたげて威嚇している姿がよく知られているコブラ。もちろん人を殺すほどの猛毒を持っている。だが世界には驚くことにそのコブラが子守り、あるいは見張り役を任されている土地もあるようだ。

神経毒という毒液を噴出して相手の体を麻痺させ、やがて呼吸停止、心停止に至らしめる。怖くて誰も手出しできないそのコブラを赤ちゃんの見張り役として利用している、そんな動画がYouTubeファンの間でジワジワと人気を広げている。

こちらの画像は、先月そこに投稿された“4 Cobra snakes protecting a sleeping Baby”という動画のスクリーンショット。タイトルの通り他にも3匹のコブラがベッドの四隅に配置され、周囲を威嚇。赤ちゃんは彼らの見張りの中でスヤスヤと昼寝をしているが、寝返りを打ってコブラに絡まりつくなど実にヒヤヒヤな映像なのである。

動画を閲覧した世界中の多くの人々が「こんなことをさせて親は正気か」とコメントしているが、飼い主としっかりとした主従関係を築き、守るべき家族を守る番犬さながらのこの姿には「なんと賢い。コブラはここまで人間と共存できるのか」と良い意味で驚く人々も多々。もっとも、やはり「インドでは歯を抜いたコブラがこうした見世物になっている」という意見が幅を利かせているもようだ。バイラルビデオの世界からますます目を離せなくなっている私達。世界には様々な文化、風習が存在することを思い知らされる毎日である。

（TechinsightJapan編集部　Joy横手）