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今や「パラパラアニメ制作」が本業となった感があるお笑い芸人の鉄拳。そんな鉄拳が、11月17日にまたも新たな作品を公開している。
2013年11月17日(日)の「家族の日」に公開されたのは、鉄拳の自伝的作品であるという『家族のはなし』。
鉄拳の出身地である長野の地方新聞「信濃毎日新聞」の創刊140周年記念として発表された『家族のはなし』は、一本の手が棚の中から箱を取り出すシーンから始まる。そこに至るまで、冒頭数十秒ほどは新聞印刷機から紙が吐き出されるシーンが続くため一瞬「ん?」と思ってしまうものの、実際に本編が始まると何故かグイグイと惹きこまれてしまうのは相変わらずだ。モノクロで手書き感溢れる画面が特徴の鉄拳のパラパラアニメは、毎回そのシンプルな画面から目が離せなくなる魅力を放っており、アーティストのPVなどにも多数起用されている。
『家族のはなし』は、可変データの印刷ができる印刷機(TKS JETLEADER(R)1500)を用いており、鉄拳作品史上最長となる約10分・総コマ数は1918コマ。同印刷機は新聞以外の印刷物を印刷することも可能だという。
(TechinsightJapan編集部 北島要子)