この1年というもの、スキャンダラスな報道ばかりが目立った歌手ジャスティン・ビーバー(19)。しかしチャリティ活動に熱心に取り組んできた彼は、大好きなグラフィティアートを利用して社会貢献をしたいと思い立ったようだ。このほどジャスティンは壁にグラフィティアートを描き、それを利用して台風直撃で甚大な被害を受けたフィリピンへの援助金を募ることにしたのだ。
これまでにも“give back”という精神を忘れずチャリティに貢献してきたジャスティン・ビーバーは、重い病と闘うファンとの対面から莫大な寄付金贈呈まで様々な活動に取り組んできた。そんなジャスティンが現在夢中になっているグラフィティアートを生かし、台風30号の直撃で凄まじい被害を受けたフィリピンを援助することを思い付いた。
11月16日の夜、ジャスティンはLA某所の壁に友人とグラフィティアートを描き、そこに「Pray 4 Philippines (フィリピンのために祈ろう)」との文字を加えて写真をパチリ。壁には“祈りを捧げる手”を描き、ジャスティンもまた手を合わせ目を閉じたまま祈っている。ジャスティンはここで撮られた写真にサインを書き添えたものやスプレー缶などをオークションに出し、それで集まったお金を救援団体に寄付する意向のようだ。
今回の台風直撃による死者は数千人。多くの建物やライフラインなどが被害を受け、今もなお行方の分からない人が多数存在する。惨状を知り、「援助に関わりたい」と動き出したジャスティン。「いっそのこと大金を差し出した方がいい」という意見もあるが、多くのファンはこのジャスティンの善意をポジティブにとらえ「自分たちにも何かできるかもしれない」と善意の輪を広げている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)