ニューアルバム『ARTPOP(アートポップ)』のリリースをこの秋に控える中、ニューシングル「Applause(アプローズ)」の売り上げがいまひとつふるわないレディー・ガガ(27)。そんななか、またしても奇抜なファッションで公の場に登場しファンを仰天させた。一方で「アーティストとしての自分の才能はすでに証明されている」とも語り、売り上げ絶対主義の音楽業界のあり方に強気の姿勢で苦言を呈した。
去る9月7日、レディー・ガガが白いマスクを覆った姿でニューヨークのアパート前に現れた。露出を好むイメージが強く、人気誌『V』9月号では衝撃的なヌードも披露したばかりのガガ。それが一転、今度はのっぺらぼうのような異様なマスクで顔をスッポリ隠してしまった。この「全て見せる」、「全く見せない」という両極端な発想は、彼女の奇抜なファッションには慣れっこのファンにとっても衝撃的だったようだ。
そんなガガは先日、英紙『ガーディアン(The Guardian)』の取材に応じ、このたびの“ニューシングル売れ行きイマイチ説”について以下のような強気な発言を放っている。
「まだニューシングルをリリースして数週しか経っていないのに、『ガガも終わった』なんてね。まだナンバーワンになっていないというだけで、『もうダメだ』って言われてしまう。」
「みんな、音楽そのものじゃなくて売れ行きに注目するのよ。」
「でも私がお金(=売れ行き)にこだわっていると思うのなら、それはアーティストとしての私を全く知らないってこと。」
「何曲がナンバーワンヒットを出せたら、もう自分の才能はある程度証明できたようなものなのよ。だから私は、これ以上何かを証明しなきゃならないって気分じゃないワケ。」
ファンやメディアもガガの才能は「疑う余地のないもの」と理解しており、それを何よりも知っているガガに焦りや不安はないもようだ。音楽を愛し、ファンを愛し、そしてファッションを愛するガガ。逆風にも動じず“楽しみながらクリエイトする”というその変わらぬ姿勢に、「やっぱり目が離せない」人は多いはずだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)