大ヒット映画『X-メン』の“ジーン・グレイ”役で、日本でも注目を集めたオランダ出身の女優ファムケ・ヤンセン(48)。SFものやアクション作品に出てもバシッと決まるシッカリ者というイメージのファムケだが、“実はウッカリ者なのかも…”と思わずにはいられない出来事が起きた。
現在ニューヨークにて暮らしているファムケ・ヤンセンが、「グリニッチ・ヴィレッジの自宅アパートに何者かが不法侵入したようだ」と通報したことを当サイトからもお伝えした。その際ファムケは警察に対して、「帰宅したところ寝室に児童向けの書物『The Lonely Doll』が置かれていた」、「これは私のものではない」と語り、何者かが不法侵入して本を置いていった可能性を示唆していた。
この書籍表紙の写真がやけに物悲しく、ちょっと“不気味”という声もあり、「犯人が何らかのメッセージとして置いて行ったのでは?」といったミステリー映画さながらのストーリーまで予想されるしまつであった。またこの件で住居に何者かが無理やり侵入した形跡や何かが盗まれた様子はなかったものの、事件性があるとみて警察も捜査に踏み切っていた。
ところが、である。この本を調べたニューヨーク警察は仰天。この本には“やるべきこと”をズラリと書き記したリストが何枚か挟まれており、少なくともその1枚にはファムケ・ヤンセンの名前がバッチリと書かれていたのである。よって今では警察も「この本は恐らくヤンセンさんのものだろう」と考えており、全てがファムケの勘違いだった可能性が高いとみられている。
このようなミスなど犯しそうには見えないファムケ・ヤンセンだが、意外にも天然な一面があったということか。ちなみに警察は建物に設置されていた監視ビデオを検証するなど捜査を進めたが、ファムケ宅に何者かが侵入した形跡、証拠はいっさい確認できなかったそうだ。だがファムケが通報したのは「侵入された」と信じた上でのこと。たとえこれが100パーセント彼女の勘違いだったとしても、お咎めを受けることはないもようだ。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)