イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】ジャスティン・ビーバーに元祖トップアイドルが警告。「側近ですら信用するなよ」

1970年代後半に超人気ティーンアイドルとして活躍し、近年はホラー映画などに俳優として出演していたレイフ・ギャレット。やや暴走ぎみの今のジャスティン・ビーバーに関し、彼がちょっとした忠言をした。

「ダンスに夢中(I Was Made For Dancing)」の爆発的なヒットにより、ベイ・シティ・ローラーズに続く世界的なアイドル歌手となったレイフ・ギャレット。ティーンにして人気を極めてしまったレイフは、今のジャスティン・ビーバーがある時期の自分の姿に重なって見えるとして、『Fox News』を通じてこんな風に警告した。

「側近たちをあまり信用してはいけない。取り巻きだって、本物の友と呼べる人間かきちんと見極めるようにしなければ。胡散臭い人間、ドラッグディーラー、群がってくる女の子、すべてだよ。それを怠るとあっという間にヤツラに足元をすくわれるからな。」

若いうちに地位も富も得てしまったジャスティンだけに、たまにはバッドボーイぶりを発揮するのも、きれいな女の子に目移りするのもすべて仕方のないことだというレイフ。重病と闘っている少年少女のファンを勇気づけに病院に訪問するなど、慈善活動にも熱心なジャスティンを十分立派だと褒め称えている。ただし、人気の頂点から徐々に転落していくみじめさを経験したレイフはこうも続けた。

「落ちぶれていく時に何が一番みじめかって、俺の場合は音楽そのものだったね。ティーンアイドルらしい曲しか与えられないんだ。もう違う音楽が流行り始めているっていうのに、俺はまだこんな曲を歌うのかって葛藤に苦しんだよ。アイドルの寿命は5年かな。それを越えるには音楽性も変えなければダメだと思う。」

ショービズ、特に音楽の世界はまさに水物。ヒットを出せずスランプに見舞われることもあるし、アイドルの場合はその人気がいつまでも続くものではない。レイフもその後は俳優として細々と活動してきたが、2005年の『Popstar(原題)』を最後に目立った仕事がなくなり、2010年にはヘロイン所持につきロサンゼルスで逮捕されてしまった。「落ちぶれると皆どうしてもクスリに手が出てしまうもの」と彼は語る。

レイフのようにはなりたくないと彼を反面教師にするもよし、貴重なアドバイスをありがとうと感謝するもよし。「いつまでもアイドル歌手ではない」という反骨精神はジャスティンにもある。人気の波に一喜一憂することなく、しかし何歳になってもミュージックシーンの中心に居続けるという気持ちで頑張って頂きたいものである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)