今月13日に、母国カナダのホテルにて急逝してしまった俳優コリー・モンティス(享年31)。そんな彼が、死のわずか数日前には非常に元気で明るい様子だったことを関係者が語っている。
あまりにも突然の他界で世界中のファンに衝撃を与えた故コリー・モンティス。だがその死をまったく予期できぬほど、数日前には意気揚々としていたと語る業界の人物がいる。
キャスティング・ディレクターでコリーがハタチの頃にその才能を見出したというモーリーン・ウェブ氏は、急死の2日前、11日に一緒に食事をした際のコリーの様子をこう明かした。
「コリーは、意気揚々としていました。」
またコリーはバンクーバーの子供たちのパフォーマンスアートプログラムを支援する非営利団体「Project Limelight Society」にも協力していたとのこと。その話題になるとコリーはパッと明るい表情になり、次のように述べたという。
「パフォーマンスアートがこの僕を救ってくれた。だから今度は僕がお返しをしたいと思うんだ。」
若くしてドラッグとアルコールに溺れてしまったコリー。学校も16歳でやめ、ドラッグやアルコールを買うために友達や家族からお金を盗むなどしていたというが、そんな自分に新たな道を示してくれた演劇の世界を、今度は母国の子供たちに楽しんでほしかったようだ。
だがそんな志半ばにして、コリーはドラッグとアルコールで命を落としてしまった。その死を嘆くファンは減るばかりか、「今になってコリーのファンになった」という人も急増しているという。遺されたファンは「トラブルに巻き込まれないで」、「まっすぐに生きて」というコリーの願いをしっかりと心に刻み、道を踏み外さぬよう前を向いて歩くしかない。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)