ご存じ「プレイボーイマンション」で、若い女性が殴られて顔面を骨折するという事件が2009年に発生していた。それは美女同士のキャットファイトではなく、なんとマッチョな男のこぶしが飛んできたというもの。損害賠償金の支払いにより事件はやっと解決したもようだ。
たまに予想外の事件が発生し、警察官や救急車が駆けつけることで知られる、LAはホーンビーヒルズにある「プレイボーイマンション」。御殿のご主人はもちろん『PLAYBOY』創刊者ヒュー・ヘフナー氏である。そこで2009年に起きていたのが、ルックス命という美女が男性に殴られるという事件であった。
その豪邸で開かれたパーティに出席し、不運にも顔面を負傷したのはアレッサンドラ・メンデスさんという美女。一方、彼女を殴ってしまったのはドイツ出身の男性ラッパー“Xatar”。スキンヘッドにマッチョなボディ、強面プロレスラーさながらの風貌が自慢という彼はパーティではひどく酔って態度も乱暴であったとのこと。ちょっとこぶしを振り上げた瞬間にメンデスさんの鼻をヒットし、骨折させてしまったそうだ。
そしてメンデスさんはこのほど、「プレイボーイマンション」およびパーティを企画した「The Privilege」というエージェンシーに対し、損害賠償金として62,500ドルを請求。事態の円満な収束を図りたい両者は、“Xatar”の責任を追及することなく自分たちが2分の1ずつ負担するとし、31,250ドルずつをメンデスさんに支払うことを決めた。
ちなみにその「プレイボーイマンション」では2年前、あるパーティのために会場を貸したところ、参加者約170人がその後に呼吸困難、高熱、頭痛、全身の痛みなどレジオネラ菌感染と思われる症状を訴え、12名ほどが肺炎に。郡保健当局や米疾病予防管理センターが調査に入ったところ、「プレイボーイマンション」が発生源であろうと指摘された。その頃には「ここでのパーティは怖い」と言う声も聞かれたが、いつの間にかしっかりとその息を吹き返していたようだ。
女性同士が「言った、言わない」、あるいは美醜をめぐっていさかいを起こすことはしょっちゅうと言われているこの御殿。バイ菌や流血ではない、クリーンな話題がたまには欲しいものである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)