5日未明に自殺未遂を起こしてしまった故マイケル・ジャクソンの長女パリスちゃん(15)。幸い命に別状はなく身体的には順調に回復しているようだ。しかし今の彼女には精神面での専門的な治療が必要であり、このほど「UCLA医療センター」に移送された。しかしそこは今からちょうど4年前に父マイケルが…。
5日未明に大量の解熱鎮痛剤を飲み、手首を切って自殺を図った故マイケル・ジャクソンの長女パリス・ジャクソンちゃん。その後はロサンゼルスのウェスト・ヒルズにある「West Hills Medical Center」で治療を受けていた。だがいよいよ精神面での専門的な治療を受けるため、8日にはウェストウッドにあるかの有名な「UCLA医療センター」に移送されたことが確認された。
ご存じの方も多いと思うが、この写真のような建物が10も並ぶ付近では最大規模の総合医療施設「UCLA医療センター」は、今から4年前の2009年6月、パリスちゃんの最愛の父マイケルが急性プロポフォール中毒により心肺停止の状態で救急搬送された病院である。何の因果でそのような事態に…と嘆くほかない。
パリスちゃんはこの病院で、自分ないし他人に危害をおよぼす可能性がある“コード5150”に属する患者として、72時間(3日間)にわたり完全なる監視の状態に置かれる。過去にはメルトダウンを起こしたブリトニー・スピアーズやミーシャ・バートンがここのお世話になった。
注目欲しさでの自作自演の自殺未遂劇などという説も流れ始めたようだが、パリスちゃんは「心と命のホットライン」に電話して泣いている。最愛の父マイケルの死による喪失感がいまだ癒えない中、彼女はこの後に約4兆円の損害賠償を求める超大型裁判を控えているため、その不安感に押しつぶされたのではないかという見方も出ている。
一流アーティストのコンサートを多数手掛け、マイケルのロンドン・カムバック公演をも企画した「AEG Live」という超ビッグなコンサートプロモーターを相手に、たった15歳の少女が証言台で何をどう語るつもりであったのか、情緒不安定になったとしても不思議はあるまい。この子は「シッカリしている」という言葉の下、あまりにも重責を背負いすぎてはいないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)