米人気女優スカーレット・ヨハンソン(28)が、このたびフランスの出版社を訴えることにしたという。しかし、それはあまりにも些細な理由であった。
数々の大ヒット映画に出演し、日本でも高い人気を誇っているスカーレット・ヨハンソン。そんな彼女が、「え、こんなことで?」と驚くようなことに腹を立て訴訟を起こすことにしたという。
実はフランスの作家(Gregoire Delacourt氏)による小説『The First Thing We Look At』の中で、「スカーレット・ヨハンソン」という名前が使われたことにスカーレットは腹を立てているのだ。この小説には“女性キャラクターがメカニックの助けを必要とする場面”があるというが、そこでメカニックは「彼女はスカーレット・ヨハンソンだ!」と信じ切ってしまう。結局は「似ているだけの別人だった」といった設定なのだが、ここで自分の名前が使われていると知ったスカーレットは「許せない」と思ったようだ。
このたびスカーレットは、出版社「JC Lattes」に対して訴訟を起こすことを決意。名前の使用を「個人の権利を侵害し、不正に使用する行為」であることを主張しているという。もちろんこれを受けた作家は驚いたといい、『Le Figaro』紙の取材に対して「(訴訟を起こしたと聞き)愕然としました」、「私はフィクションを書いたにすぎない。このキャラクターはスカーレット・ヨハンソンではなく、“Jeanine Foucaprez”という名前なんです」と語っている。
「別に悪意があったわけでもないのに。」
「あまりにも過剰な反応なのでは?」
そのような意見も噴出しているが、スカーレットとその関係者にとっては「冗談じゃない!」という呆れた行動に他ならなかったのだろう。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)