いかにも正義感の強そうなマスクゆえ、熱血刑事の役もバッチリ決まる俳優メル・ギブソン（57）。だが気性が荒く、元恋人にDV行為を働きメディアに大騒ぎされたこともある。そんな彼は、映画の撮影現場でも烈火のごとく怒ることがあるようだ。メルとの共演経験がある元子役が胸を締め付けられるような実話を披露し、メルの暴君ぶりを改めて世間に知らしめた。

過去に多くの映画で見かけた元子役ギャビー・ホフマンも、現在31歳。多くの映画に出演してきたとあって「あんな俳優もいた、こんな女優もいた」と過去を振り返ることもあるというが、中でも映画『顔のない天使』（1993年）で共演した俳優メル・ギブソンは、特に忘れられない存在のようだ。

同映画では主演のみならず監督も務めたメル。よほど気が立っていたのか、撮影当時まだ子供だったギャビーに対してはあまりにも酷いキレ方をし、ギャビーが泣き出すまで怒鳴りつけることすらあったという。このたび『HuffPost Live』に出演したギャビーは、当時を振り返り以下のように告白している。

「（メル・ギブソンと仕事することは）誰にとってもキツイこと。それはみんな同意できると思う。」
「メルは私に怒鳴り散らしたの。ええ、彼は怒鳴りつけてきた。私に罵声を浴びせかけ、大声をあげたんだから。」

メルが激高した理由とは…？

「プロの女優ではなく、ふつうの子供のように振る舞ったからだと思うの。でもそれは、子役には珍しいことじゃないわ。」

元恋人に対しても荒々しかったというメルは、撮影現場でも時としてあまりにも厳しい態度に出るらしい。しかし子役が泣くまで怒鳴りつけるとは…。ギャビーがその心に大きなトラウマを抱えなかったことを祈るばかりである。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）