ヒップホップの世界で大きな注目を集めるようになった弱冠17歳のチーフ・キーフ(Chief Keef)。たびたび警察のお世話になり、何においてもいきがっていると言われる彼が、このほど免許取得から間もないというのにとんでもないスピード違反を犯して逮捕された。
“Hate Being Sober”という曲で、“オレには強いマリファナがある。しらふの状態なんて大嫌いだ。ツアーバスでめっちゃハイになるのさ”などと歌い、人々に強い嫌悪感を抱かせている若手人気ラッパーのチーフ・キーフ。歌姫ケイティ・ペリー(28)がTwitterで「ぞわっとする」と感想を漏らしたほどのヤバさが話題になっている。
そんなチーフは5月28日午前3時45分、イリノイ州ノースフィールドの制限速度55マイル(時速90キロ弱)という道路でその2倍、時速180キロ近い猛スピードで車を走らせて警察官に逮捕された。車は2011年式のBMW X6M。その命がけのドライブには同乗者が3名おり、しかしアメリカでは免許取得から1年未満の運転手の車に許可される同乗者は1名まで。チーフはその定めをも破っていた。
ちなみに彼の逮捕は、今月これで二度目。5月20日にアトランタのあるジョージア州ディカーブ郡で治安びん乱罪により逮捕され、留置所に入れられていた。過去にさかのぼれば自宅でのヘロイン精製と販売、暴行罪、公務執行妨害など様々な罪を犯しており、シカゴで警察官に銃を向けたことから、今年1月にはイリノイ州クック郡少年司法センターに60日間拘留された。芸能情報サイト『TMZ』は、チーフが6月17日に裁判所へ出頭するよう命じられたと伝えている。
カニエ・ウェストのお気に入りとなり、「Glory Boys Entertainment」というレーベルまで立ち上げ、昨年の夏にリリースしたアルバムのタイトルは『Finally Rich』。音楽活動に自信と勢いがついていることもあり、血気盛んでとにかくイキがっているチーフについては、「いつか何かやらかすだろう」との声も高まっていた。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)