2002年に『ヴォーグ・ファッション・アウォーズ』の年間最優秀モデルに選ばれた経歴から、20代の他のモデルを何歩もリードしていると言われているチェコ出身のカロリナ・クルコヴァ。彼女がとんでもないワンピースを着て街を歩き、大ひんしゅくを買っている。
17歳にして米国版『VOGUE』誌の表紙を飾ってトップモデルの座を約束され、世界のトップブランドのショーでランウェイを歩き、2005年から2008年まではヴィクトリアズ・シークレット・モデルの“エンジェル”としても活躍してきたカロリナ・クルコヴァ(29)。おヘソのないモデルとしても有名である。
そのカロリナが19日、白地に黒のマシンガンやライフル銃が所せましとプリントされている、そんな刺激的なワンピースを着て笑顔でニューヨークの街を歩いているところを激写され、その写真を芸能情報サイト『TMZ』が公開したために大騒ぎとなっている。
ご存じのとおり、米国では15日に行われた「ボストンマラソン」で爆弾テロ事件が起き、警察官は容疑者の1人タメルラン・ツァルナエフを射殺。逃走していたその弟ジョハル・ツァルナエフ容疑者の身柄をついに拘束した。しかしボストン郊外のマサチューセッツ工科大学では18日夜に大学の警備にあたる警察官が銃殺され、不審な銃声や爆発音が続いたことから、付近の住民は自宅から出ないようにして眠れぬ夜を過ごしている。
また昨年コロラド州オーロラの映画館でおきた流血の大惨事に限らず、銃乱射事件が度々起きている米国では、銃のない安心な社会を目指そうとする運動が再び勢いを増している。そのような中で起きた今回の無差別殺人を目的とした爆弾テロ事件。全米市民が震撼しきっているこのタイミングでは、カロリナのその“銃器ワンピース”はただのジョークとしてスルーされるわけもなく、世間の大ひんしゅくを買ってしまっている。
ちなみに彼女は映像作家のアーチー・ドルーリー氏と2009年に結婚し、男の子を育てている。命の尊さ、平和のありがたみを日々実感しながら生きていたはずの女性が…なんとも理解しがたい一件である。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)