「2009年の12月5日に、クロエ・カーダシアンにボコボコにされた!」シャンタル・スピアーズさんなる性転換者は、過去にそう主張しメディアをおおいに騒がせた。それを受け驚いたクロエ(28)は、「シャンタルに精神鑑定を命じてほしい」と裁判所にリクエスト。そしてその要求を受けた裁判所の決断とは…?
今から約4年前のこと、シャンタル・スピアーズさん(またの名をロナルドさん)という性転換者が、「クロエ・カーダシアンにボコボコにされたの!」、「おかげで心にも体にも大きなダメージを受けたわ!」と主張し、クロエを訴えていた。
この“事件”はハリウッドにある人気クラブ「Playhouse」の出口付近で起こったらしい。シャンタルさんは当時新婚ホヤホヤであったクロエとその夫ラマー・オドム(33)に近づき、「あなたはまだ若すぎ。結婚なんてしているべきではないわ」などと言い放ったそうだ。そしてシャンタルさんとクロエの間で口論が勃発。気の強いクロエがシャンタルさんを押し、殴りつけてきたというのがシャンタルさんの言い分であった。
その後クロエは「全てがでっち上げ」と“事件”そのものを全否定。判事に「シャンタルに対し精神鑑定を命じてほしい」と正式に要求を出していたのだが、このたびその言い分が認められた。
それも、当然といえば当然の話である。なぜなら“事件”の晩に撮影されていた監視ビデオを確認する限り、クロエとシャンタルさんは接触すらしていなかったのだ。クラブスタッフも「2人は接触していない」と断言しており、警察の質問を受けたシャンタルさん本人も「ケガなんてしていないわ」などと語っていたそうだ。警察は「事件性ゼロ」として起訴すらしていなかったというから、すべてシャンタルさんの狂言であった可能性が高い。
この風貌ゆえに、「ちょっと小憎らしい!」などと言われてしまうクロエ。そんなクロエとたまたま遭遇したシャンタルさんが、つい被害妄想を抱き“事件”をねつ造してしまったのか。あまり同情されることのないクロエだが、こればかりはなんともクロエが気の毒な一件であった。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)