元プロバスケットボール選手のマジック・ジョンソン氏（53）。HIV感染が判明し、選手を引退後は事業に乗り出すなどしてかなり成功している。そんなジョンソン氏の息子がこのたび男性恋人と手をつなぎ外出したとして大きな話題を呼んだばかりなのだが、この息子の同性恋愛についてジョンソン氏はどう思っているのか。

マジック・ジョンソン氏の息子E.J.（Earvin Johnson III）さん（20）が先日、細身の白人男性と手をつなぎ外出する姿をキャッチされた。大学生というE.J.さんは、すでに両親にもゲイをカミングアウト済みとのこと。そんな息子について、ジョンソン氏は芸能サイト『TMZ』に以下のように告白している。

「息子にはこう言ったよ。“俺たちはお前を応援している。どのような人間であろうと、また何をしようと愛しているんだ。お前が自分自身のことを愛するように願っている”とね。」

そのような会話をしたのは、今から6～7年前のこと。その際、息子を心配したジョンソン氏は「友だちや他人に告白したら、みんなはなんて言うと思う？　それともみんなに告白済みなのかい？」と聞いたそうだ。その時は「2人の親しい友人のみに告白済み」と明かしたE.J.さんだが、このたびの男性との手つなぎデートで“世界的カミングアウト”を果たしたことになる。

「俺はE.J.をすごく愛しているんだ。大事な息子だから。」
「息子は本当にカミングアウトしたかったんだと思う。でもとても悩んでいた。どうやってカミングアウトすべきか分からなかったんだから。息子はこんな風に言っていた。“今がその時だと思う。世界中の人たちに、自分がどういう人間なのかを伝えることができて嬉しい”ってね。だから俺は“E.J.頑張れ！”って言ってやったよ。」

「息子のことを応援する」という父の存在に、E.J.さんがどれだけ励まされていることか。ジョンソン氏の深い愛情に背中を押され自分らしく生きる道を選択したE.J.さんは、自信と満足感に満ち溢れているだろう。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）