旅行をお考えの団塊世代の皆さんに耳寄りな情報が届いた。九州の5県とJR西日本が4月から実施する観光キャンペーン「リメンバー九州」は、昭和の時代に旅行先として人気があった“懐かしの九州”へもう一度訪れたくなるような企画だ。市町村とも連携しているだけに地域性を出した普段の旅行では味わえない趣向が満載となっている。

「リメンバー九州キャンペーン」はJR西日本と長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県の市町村・観光事業者・交通事業者や大手旅行会社が連携して実現した。団塊世代の皆さんにとって九州といえばハネムーンや修学旅行で定番ともいえる人気観光地だろう。学生時代や新婚時代に訪れた懐かしの九州へもう一度訪れて思い出を広げてもらうのがキャンペーンの目指すところだ。

旅行会社（ジェイティービー、日本旅行、近畿日本ツーリストなど）が発売するキャンペーン専用旅行商品を購入するだけで、様々な“「リメンバー九州」キャンペーン特別企画”を利用できる。

中でも「九州5県パスポート」はフル活用したいところだ。このパスポートには、大人の好奇心を満たす九州ならではの｢社会見学｣、｢歴史･伝統工芸｣などの体験が紹介されている。例えば長崎県では吹きガラス体験によりオリジナルのコップや一輪挿し、ぐい呑みを作成できる工芸館が紹介され、パスポートを提示すればガラスキーホルダーなどがプレゼントされるのだ。

大分県のおすすめスポットとして紹介されている「音楽博物館ヒットパレードクラブ」では、1950年代～1960年代に流行ったオールディーズなどの音楽をライブ鑑賞できる。しかも特典としてライブ後ステージにてバンドメンバーと記念写真が撮れるというから楽しい思い出ができそうだ。

また、1945年から現在までの出来事と当時の懐かしい写真を記載したオリジナルの「あの日のカレンダー」や事前に希望した1日（記念日）の「記念日新聞（1面記事）」もプレゼントされるので、あの日を懐かしく思い出せる上にこの日の思い出の品にもなるので嬉しい。

キャンペーンに参加すると“熊本の温泉を楽しもう「くまもと湯巡手形」”や“【宮崎県】タクシーでらくらく「神話巡りタクシーツアー」”に“歴史や文化に触れる「鹿児島ぶらりまち歩き」”など各県のおすすめ観光情報も分かるので行き場所に迷うことも無い。

さらに、ネットでは「リメンバー九州　特設サイト」もオープン。おすすめイベントやキャンペーン特典の紹介の他にも、「あの頃リメンバー」コーナーでは投稿が採用されると抽選でギフト券3000円分がプレゼントされる。まずは、サイトでキャンペーンの楽しさを実感してみるのもおすすめだ。

思えばあの坂本龍馬が妻のお龍とケガの療養の為に薩摩の温泉地（現在の鹿児島県霧島市にある塩浸温泉）を訪れたことが日本初のハネムーンとされる。その頃からの縁もあるのだろう。昭和に入っても九州は鹿児島の温泉や宮崎の日南海岸・青島などハネムーンの聖地として賑わったものだ。

また、長崎の雲仙温泉や大分の別府温泉は地獄めぐりで修学旅行で多くの学生が訪れた。その頃に旅行を体験した団塊世代が今また、「あの日」の思い出が広がる九州を訪れることでより元気になって欲しい。今回連携したJR西日本や各県、市町村関係者のそんな願いが伝わるキャンペーンだ。

■『リメンバー九州　特設サイト』　http://www.sanyo-kyushu.jp/
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）