writer : techinsight

それは「創造の道具」。『トンボ鉛筆完全ブック』で再発見する“文具”の魅力。

デジタル時代の昨今にあって注目を集めているのがアナログツールの代表格、文具である。パソコンやスマホといったデジタルツールが生活に浸透する一方、アナログでしか成し得ない手仕事の温もりや創造性が改めて見直されているようだ。そんな文具人気が高まりを見せるなか、満を持して本日発売されたのが『トンボ鉛筆完全ブック~トンボ鉛筆の文具が100年愛され続ける理由』(エイ出版社、900円)である。今年100周年を迎えた老舗文具メーカー「トンボ鉛筆」の1世紀にわたる軌跡が凝縮された、豪華付録も話題のムック本だ。

大正2年の創立時から、使う人の立場になって理想的な商品を追求してきた「トンボ鉛筆」。コーポレート名としても掲げる鉛筆をはじめ、MONO消しゴム、スティックのりPiT 、ZOOMシリーズなど、言わずと知れたお馴染のロングセラーアイテムを次々と世に送り出している。そして、100周年を期に本日3月25日、エイ出版社より発売されたのが『トンボ鉛筆完全ブック』である。老舗ブランド「トンボ鉛筆」の魅力を様々な角度から掘り下げた、まさに“完全本”の名にふさわしい一冊だ。

気になるそのコンテンツは、先だって一新した同社のシンボル「トンボマーク」の変遷や、人間工学に基づいた新製品「MONO ergo(モノ・エルゴ)」の開発秘話、MONO消しゴム原寸図鑑、歴代のZOOMたち、トンボ鉛筆が生まれる愛知県の工場をクローズアップするなど、知られざる老舗文具メーカーの裏側を大公開。各界の著名人によるユーザーインタビューなども交え、読み応えのある一冊となっている。さらに、本誌でしか手に入らない特別仕様の付録3点をセット。その中身は、初代復刻版トンボ鉛筆(3本入り)、初代復刻版MONO消しゴム、特別仕様オルノスイフト(シャープペンシル)と、マニアならずとも手にしたい稀少なアイテム揃いだ。

また、「トンボ鉛筆」では100周年に合わせて限定アイテムも順次発売。3月8日に登場したスティックのり「消えいろPiT」および「MONO消しゴム」の10色限定カラーは、カラフルなパッケージが早くも話題を呼び、全色大人買いをする人もいるとか。3月以降も、85年前の初代モデルを忠実に再現した特別限定初代復刻版の缶ケース入りトンボ鉛筆、100周年記念モデルの特別限定仕様ZOOM505と、アニバーサリーならではの商品が続々と登場する。いずれも発売から数十年経っていながら今も尚、新鮮な機能美を感じさせるプロダクトは、まさに真摯な企業姿勢の賜物といえるだろう。

様々なデジタルツールが生活に溶け込んでいる今だからこそ、自分の手にしっくり馴染む上質な文具はいとおしく、その存在は特別ですらある。 そんなお気に入りの“相棒”と出会えたら、何気ない日々のアナログ作業ももっとクリエイティブに、スピーディーに、そして楽しくなるはず。文具を“創造の道具”とするブランドスピリットが詰まった『トンボ鉛筆完全ブック』から、そのヒントを見つけてみてはいかがだろうか。

■「トンボ鉛筆」コーポレートサイト http://www.tombow.com/
(TechinsightJapan編集部 大川佐和子)