人気TVドラマ『glee』において“パック”役を演じている俳優マーク・サリング(30)が、2年ほど前にある女性に性的および身体的暴力をふるったとして起訴された。この件に対し、本人は気丈な発言をしているが…。
FOXで大人気の青春TVドラマ『glee』で、超肉食系かつふてぶてしい性格が反感を買ってばかりの“パック”ことノア・パッカーマン。この役を演じている俳優のマーク・サリングが短期間ではあったが、かつて交際していたというロクサーヌ・ゴルゼラさんに与えた苦痛とは…。
ロクサーヌさんの主張はこうである。2人は2010年9月に出会いデートをするようになったが、2011年3月のこと、ロクサーヌさんがいくら頼んでもマークは避妊具をつけずに性的行為におよんだ。彼女はマークの派手な女性関係を知っていたので、性病をうつされたのでは?と悩みうつ病を発症してしまった、というものだ。
ロクサーヌさんが、真相を確かめたいと彼の家に向かったところ、彼のベッドには別の女性がいたという。彼女はその後もマークに「せめて性感染症がないかどうかSTD検査をしてほしい」と懇願したが、逆に胸ぐらをつかまれて地面に押し倒されてしまったそうだ。ロクサーヌさんは、その時にできた膝と太腿の打撲アザを写真に撮影し、ロス市警に被害届を提出した。
本件にはロウキーを保っていたマークだが、27日に『全米映画俳優組合賞(Screen Actors Guild Awards)』のレッドカーペットで芸能情報番組『E!』にマイクを向けられると、真剣な表情でこう答えている。
「この時代、詐欺まがいの訴えによる裁判の話をあちこちで耳にするよね。でもわが身にそれが降りかかって初めて分かった。迷惑をこうむるのは自分だけじゃない、家族もなんだってね。」
「焦りたい気持ちはやまやまだけれど、時間をかけてじっくりと対抗措置を練らなければならない。とにかく自衛のチャンスを待つのみさ。その時は必ず来るから、もう全力で頑張るよ。」
「とにかく気持ちをポジティブに保ち、自分をよく理解し、愛してくれる人々を信頼することが大事だと、この手の不愉快な出来事があるたびに学ぶよ。今に始まったことじゃないんだ。」
自分こそ被害者だと主張するマーク。イメージダウンをおそれ、裁判を避けて示談に持ち込むグレーなケースも多いだけに、今後の彼の動向に注目が集まっている。ギターも歌もクール、『glee』での活躍をきっかけに今後もさまざまな仕事にチャレンジできる才能を秘めているだけに、どちらにせよイタい一件となりそうだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)