トラブル続きの女優リンジー・ローハン（26）が、深刻なアルコール依存状態にあるのではないかという報道がある。先日はクラブで女性客とトラブルになり挙句その顔面を殴ったとして逮捕されてしまったリンジーだが、そういったトラブルの要因のひとつはどうやらアルコールのようだ。トラブル続きの上に「家賃すら払えない状態」と報じられているリンジーに、いったい何が起こっているのか。

今年の夏に大変な自動車事故を起こしてしまったリンジー・ローハン。その際リンジーはシラフだったというが、車からはペットボトルに入れられたアルコールが見つかったとのこと。父マイケル・ローハンもリンジーの深酒を心配しており、そのアルコール依存度はかなり深刻なようだ。

先日は人気クラブで女性占い師の顔面を殴りつけたとして逮捕されたリンジーだが、その前日の深夜2時には別の人気クラブ「The Darby」で狂ったように踊る姿を目撃されている。その際携帯電話を失くしたと思い込んだリンジーは、近くのテーブルに座っていた女性に「ハンドバッグの中身を全部出してみなさいよ」と詰め寄り騒動になった。この翌晩、女性占い師とトラブルになった際にも、やはり「リンジーが酔っていたようだ」という目撃者の証言がある。米誌『People』によると、リンジーがトラブルを起こしてばかりいるのは「全てアルコールのせい」という友人は以下のように話しているという。

「彼女は“自分はもう昔の自分ではない”と人々に信じこませるでしょうね。でも夜になると問題を起こす。その繰り返しですよ。」

「リンジーの友人たちももうお手上げ状態。リンジーは変わろうともしない」という証言もあるが、「何をやっても批判されるリンジーが荒れ放題なのは当然」と擁護する友人もいるようだ。

またトラブル続きの上に税金の滞納が原因で銀行口座まで差し押さえられたリンジーは、経済的にもかなり苦境に立たされているはず。仕事が舞い込み始めた2月にビバリーヒルズの豪邸で暮らし始めたものの、現在では月額8000ドルという家賃を支払えず友達に「お金を貸して」と頼み込む日々であると芸能サイト『TMZ』が報じている。リンジーはこの豪邸からの引越しも検討したというが、賃貸契約に違反すると多額の違約金を支払うことになると家主に申し渡され断念したらしい。

6月に起こした交通事故については今月中に公聴会が控えているリンジー。警察への偽証などが初犯であれば刑期は科されないというが、リンジーは現在保護観察中の身であるため実刑が下される可能性もゼロではない。前回出廷した際には「もしヘマをしたら245日間の実刑判決を言い渡される可能性もある」と言われていただけに、リンジー本人も「クリスマスホリデー中に収監されるかも」と怯えきっているという。アルコールを断ち立派に更生することでぜひ女優業を続けてほしいが、今後の道のりはかなり険しいものになりそうだ。人気バンド「ザ・ウォンテッド」のマックス・ジョージを追いかけている場合ではないはずなのだが、本人はそれを理解しているだろうか。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）