イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】テイラー・スウィフト盗作疑惑でピンチ。14歳の時にその歌を聴いたか否か。

テイラー・スウィフトに今、歌詞の盗作疑惑が投げかけられている。22歳の超売れっ子シンガーソングライターの彼女が、14歳の時に聴いた“かも知れない”ある曲とは…。

アメリカで今、全世代から最も愛されている歌手の1人となっているテイラー・スウィフト。彼女にまさかの盗作疑惑が浮上した。問題のテイラーの曲というのは、現在売上げも絶好調という新アルバム『Red』に収録されている“All Too Well”。そこで彼女が「And I forget about you long enough to forget why I needed to.」と歌っている。

10月24日、それを聴いて「ピンと来た」とTwitterで盗作疑惑を訴えたのは、マット・ネイサンソン(Matt Nathanson)という39歳の米カントリーロック界のシンガーソングライター。“彼女はきっと僕のファンなんだ。でもまさか泥棒だったとは…”などとつぶやいた。

彼が“あの歌を聴いて書いたに違いない”としているのは、2003年に発表した自身のアルバム『Beneath These Fireworks』から2004年にシングルカットされた、“I Saw”という曲。残念ながらヒットチャートを上昇することはなかったようだが、そこには確かに「And I’ll forget about you long enough to forget why I need to.」とそっくりな部分がある。

もっとも、英語で歌われている失恋の歌に“forget about you”というフレーズはつきもの。そして“long enough”も度々出てくる。「君を忘れるには相当な時間がかかりそう」、「もうたくさんなほど孤独な日々を過ごして来た」、「こんなにも長くあなたを待つなんて」などという歌詞で見かけたことがあるのではないだろうか。そのためテイラーのファンは「言いがかりだ!」とネイサンソン批判を始めている。

だがネイサンソンがその後ろにさらに加えた、“to forget why I need to.”はやはり詩的にも美しい。“君を忘れようと努力したことすら忘れてしまう、いつかはそんな日が来るね”などという切ない歌詞が、もしも14歳当時のテイラーの心に強い印象を残していたとしたら大変光栄なこと。だがテイラーがソングライターとして実力を高く評価されているだけに、ネイサンソンにしてみれば面白くないのであろう。

今後訴訟問題に発展した場合だが、その“I Saw”という曲が2004年の大ヒットナンバーとは言えないだけに、どのようにして「テイラーは当時、絶対に僕のあの曲を聴いたはずだ」とネイサンソンは証明するのであろうか。注目してみたい一件である。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)