若き日のジョニー・デップに多大なる影響を与え、彼との愛で自身も大きく成長を遂げたのがスーパーモデルのケイト・モス。間もなくモスの自叙伝が発売になるが…。
11月6日に発売となる『The Kate Moss Book(原題)』のプロモーションを兼ね、積極的にインタビューに応じているスーパーモデルのケイト・モス(38)。昨年7月にロックミュージシャンのジェイミー・ヒンスと結婚し、プライベートライフは本当に充実しているとのこと。だからこそ語れることもいっぱいあるのだろう。
特に、1994年に恋におちて婚約するも1998年の春に破局した俳優ジョニー・デップとの思い出についても触れている。デップは長年のパートナーであったフランス人歌手ヴァネッサ・パラディと最近破局したが、モスはその時何を感じたのであろうか。『Vanity Fair』誌にモスが話した内容から、興味深い部分をお伝えしてみたい。
■ヘロインはやっていない
「ヘロインはやってみようと思ったことすらないわ。痩せこけて顔色が悪くて目の下にはクマ、“ヘロイン・シック”って呼ばれたあの雰囲気は、コリン・デイ(モスを撮り続けたカメラマン)が生みだした最高傑作のひとつね。」
■拒食症ではない
「私は確かにガリガリだった。でもそれはショーに追われて一日中働きっぱなしだったから。ミラノのB&Bに宿泊しているから夕食はナシ。朝食のみで頑張るわけ。駆け出しのモデルにランチをごちそうだなんて、あのカーラ・ブルーニ(元モデルでサルコジ仏・前大統領の夫人)がたった1回誘ってくれただけだわ。」
■(彼女を有名にした)1992年のカルバン・クライン広告は嫌い
「俳優のマーク・ウォールバーグと撮ったんだけれど、あの時の私は自分が自分ではないように思えてならなかった。マークはすごいマッチョで、17歳かそこらの私はそういう男性が苦手だったから2週間くらい精神的におかしくなってしまって、もう死ぬかと思った。精神安定剤をもらって飲んでしまい、注意されたりしたものよ。」
■小さな胸がコンプレックスだった
「16歳の女の子に対して服を脱ぐように指示するなんて、今ならタイヘンなことになっちゃう。でも求められればイヤとは言えない時代だったから、ボロボロに泣いてから撮影に臨んだものよ。とにかく私は自分の胸が嫌いだった。小さくてホクロがあって…。」
■ジョニー・デップと別れるのはとんでもなく辛いこと
「ジョニーは、あの頃の私を大事にしてくれたたったひとりの男性だった。彼の言葉はすべて信用できたしね。例えば“どうしたらいいのかしら”なんて聞くと、ジョニーは必ずその答えを教えてくれたわ。だから彼と別れた私は、判断能力を失ったかのように何においても途方に暮れていた。何年たっても私は悲しい夢と涙と闘っていたわね。」
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)