イタすぎるセレブ達

writer : peeling

【イタすぎるセレブ達】「ボディコン」、「刈上げ」。なぜ? “90年代ファッション”にハマるおしゃれセレブたち。

マイリー・サイラスの衝撃の刈り上げ髪、実はこちらは90年代に流行ったヘアスタイル。婚約してからめっきり大胆になったマイリーがお気に入りなのは、刈り上げ髪だけではない。最近の私服、衣装を見るとほとんどが“ヘソ出し”、もしくは“ボディコンシャス”で、これらもまた90年代に流行ったファッションなのである。

お腹が丸見えの“ヘソ出し”とボディラインがクッキリと分かる“ボディコンシャス”なスタイルは、体型に自信がないと着こなせない服装ではあるが、そこは肌見せ上手のマイリー・サイラス(19)。ピラティスで鍛えた真っ平らな腹筋と、ムダ肉のないスッキリとしたボディラインで見事に着こなしている。もちろん“ヘソ出し”も、マイリーのようなヘルシーボディであれば、いやらしさもなく、爽やかでスタイリッシュにも見えるからさすがである。

“ボディコンシャス”、いわゆるボディコンに夢中なのはマイリーだけではない。世界一のボディと称賛されるキム・カーダシアン(32)が選ぶのも、ほとんどがそのカーヴィーラインを強調するボディぴったりのものである。自分のボディに自信があり、また一番自分がキレイに見えるのがボディコンだと分かっていてのチョイスだろう。その作戦は見事に成功し、キムはセレブ界を代表するセクシー美女としての地位を確立した。

しかしボディコンファッションは、キムのように元々カーヴィーボディを誇る女性だけのものではない。スリムな体型を誇るクリステン・スチュワート(22)は、公開間近の『トワイライト・サーガ ブレイキング・ドーン Part2』のプロモーション活動で、好んでボディコンドレスを着用している。というのも、ボディコンスタイルはウエストをタイトにすることで、バストとヒップとの差が現れ、スリムな女性でも女性らしいメリハリラインが作れるからだ。その成果は上々で、各メディアも「クリステンはセクシー」と絶賛している。

トレンドに敏感で、最新のファッションを取り入れたいであろう年頃のマイリーやクリステンまでもが、あえて90年代の流行に身を包むというのは、なんとも意外な気がする。そこで、今回は“流行のファッション”について、おなじみ“美の専門家”「池田ゆう子クリニック」院長・池田優子先生に話を聞いてみた。

- 先生は先日、“秋はおしゃれを満喫できる季節”だとお話していましたね。先生ご自身は、この秋どのようなものをおしゃれに取り入れていますか。

池田先生「そうですね。この秋はヒョウ柄やレオパード柄をよく街で見かけます。そこで思い出したのですが、祖母から譲り受けたヒョウ柄のストールをずっとクローゼットの奥にしまいこんだままだったのです。早速取り出して身につけてみました。アンティークではなく、むしろ流行りの感じがします。」

- お祖母様の若い頃もアニマル柄が流行だったのでしょうか。

池田先生「そうかもしれません。『流行は繰り返す』とよく言いますが、本当ですね。今回登場したマイリーさんたちが90年代の流行を取り入れているのも頷けます。ご自分に似合っていれば“時代遅れ”というような感じはしないものですよ。」

- では逆に、旬の流行にトライするときに何か気をつけることはありますか。

池田先生「トレンドのファッションには、女性にとっては素敵と思えても、男性には敬遠されがちなものもあるようです。さきほどのアニマル柄も女性には人気があるのですが、セクシーと思う男性がいる一方で、けばけばしいと思う男性もいるようです。そこで、まずはスカーフや小物で取り入れてみてはいかがでしょうか。流行のものにチャレンジするのはおしゃれのスキルを高めるためにもとても良いことなのですが、小物からチャレンジする方が自分や彼との相性を見極めるためにも安心です。小物でしたらお財布にも優しいですしね。」

主にファッションは流行や自分の趣味で選ぶものである。しかしセレブ達のファッションを見ていると、時にはどう見せるか、どう見られたいかによって上手く使い分けることが、本当の“おしゃれ”なのだと思わざるを得ない。皆さんも是非 、セレブお気に入りの90年代ファッションのように、“自分をキレイに見せてくれる”ファッションを楽しんでみてはいかがだろうか。

※ 池田優子先生は、2002年3月渋谷に「池田ゆう子クリニック」を開院。過去5年で10,000件を超す手術を執刀するカリスマ・ドクター。カウンセリングからオペまでを院長自身が行う信頼感から、胸で悩む女性達の強い味方として現在の活躍に至っている。(HPはコチラ<http://www.ikeda-yuko.com/listing_lpo/techinsight.html?lpomax=010>)
(TechinsightJapan編集部 ピーリング麻里子)