パリス・ヒルトン(31)とそのゲイの友人が交わしたタクシー内での会話が運転手によって密かに録音され、それがメディアに公開されると同時にパリスの“ゲイ差別発言”が大問題になった。すぐさま代理人が釈明にあたったが、その後パリス本人も丁寧な謝罪声明を発表するに至っている。
「ゲイの人って、ほとんどがAIDSを発症してるのよ!」
ゲイの友人とNYでタクシーに乗っている最中、まさか会話が録音されているとも知らずにそんな発言を連発していたパリス・ヒルトン。それが流出するなり大々的にメディアに報道されてしまったパリスだが、実はこの時のパリスと友人は車内で“ランダムな性行為を推奨するゲイ向けのサイト”を閲覧中であったという。決してゲイ男性全てを非難したわけではないと代理人が釈明にあたるも、バッシングの声は高まるばかり。ついにはパリス本人も『Gay & Lesbian Alliance Against Defamation (中傷と闘うゲイ&レズビアン同盟)』と呼ばれる団体を通じ、以下のような謝罪声明を発表するに至っている。
「私と親しい人なら誰でも知っていることですが、私はこれまでもゲイコミュニティのサポーターでしたし、それは今後も変わりません。私のゲイの友人たち、ファンの皆さん、またそのご家族の皆さんのことを私のコメントで動揺させてしまい、本当にごめんなさい。」
「私はゲイの友人と個人的な会話をしていたのです。その会話は、決してゲイコミュニティ全てについてのものではありませんでした。」
「全ての言葉を取り消すことができればどんなにいいか。私がどれほどそう願っているかは言葉では表現できません。」
また「ゲイ=AIDS」とも取れるとんでもない誤解発言について、パリスはこう釈明している。
「HIVまたはAIDSについては、ゲイだろうとストレートだろうと、男性だろうと女性だろうとかかりうる病気です。そのことを私は真剣に考えていますし、軽々しく話題にすべきではありませんでした。」
さらにパリスはゲイの人を苛めたり見下すのは間違っているとし、以下のように声明文を終えている。
「もう一度言わせてください。心の底から反省していますし、ひどい気分でいます。みなさんが私の謝罪を受け入れてくださること、そして(あの発言の数々は)決して本当の私の気持ちを表したものではないと知ってくださることを願っています。」
“あれはアタシの声じゃない! 偽者よ!”などというコメントを出すかと思いきや、素直に自分であると認めた上で真摯に謝罪したパリス。発言は確かに最悪であったが、誠実に謝罪した点については評価できるかもしれない。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)