つい先日、オランダの首都アムステルダムで行ったコンサートの最中にマリファナを吸引してしまった歌手レディー・ガガ(26)。そんな彼女にスタテンアイランド自治会長が激しい憤りを感じていることが分かった。
ニューヨーク市スタテンアイランドの自治会長ジェームズ·モリナロ氏が、人気歌姫レディー・ガガを「ふしだらな女(slut)」などと呼び大変な話題となっている。
モリナロ氏は9月24日に『Tackling Youth Substance Abuse』と呼ばれるプログラムの立ち上げイベントに登場。若者の薬物乱用にストップをかけることが目的という同プログラムのスタートに際し、メディアとセレブが子供たちに与える影響の大きさを訴えるべく語り始めた。この際モリナロ氏はマリファナを吸引するガガのポスターを指差し、以下のような爆弾発言をしている。
「さあ、これがレディー・ガガです。私は彼女を…そうですね、“slut”と呼びます。この“slut”は非常に多くの子供たちに影響を及ぼしています。」
「女優、俳優、野球選手らは、大したことがないといった様子でドラッグをやっているのです。そういう人々を褒め称えるべきではありません。彼女らのことは非難すべきなのです。スポンサーたちのこともね。スポンサーが大金を支払っているんですから。」
「私にしてみたら、ガガは“slut”そのものです。」
ちなみに“slut”という単語は性的な意味を持ち、ドラッグの使用とは全く無関係なもの。たまらず『New York Times』紙の記者が「どのような意味でその単語を使っているのか」と尋ねているが、モリナロ氏は「不適切な行為ということだ」「ガガのように注目を集めている人が、子供たちの前でマリファナを吸引するなんて不適切な行為だろう?」などと返答している。
2006年には息子をドラッグの過剰摂取で亡くしているというモリナロ氏だけに、若者をドラッグから守りたいという気持ちは人一倍強いようだ。だがその言葉の選択には「いささか問題あり」とするメディアが多く、ガガの熱烈なファン層からはモリナロ氏に対する非難の声が多く上がっている。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)