日本でも人気の高いオーディション番組『America’s Next Top Model』(アメリカズ・ネクスト・トップモデル)。米国ではつい先日放送開始になったシーズン19の放送記念パーティーに、総指揮官を務める元トップモデル、タイラ・バンクス(38)が出席し、新シーズンについて語った。
『America’s Next Top Model』(アメリカズ・ネクスト・トップモデル)は、その名のとおり、アメリカの次世代を担うモデルを発掘するオーディション番組だ。応募条件は18歳から27歳までの女子で、身長は少なくとも170cmであること、そして今回は“大学バージョン”であるため、大学に通っている事が加わった。米ウェブサイト『GLAMOUR』の記者の「では今回のモデル達は今までの子達よりもスマートなのか?」との質問にタイラは思わずこんなことを口にした。「彼女達のIQは今まで一番高いわね。選抜の一過程として私達は毎年IQテストを実施するのよ。あ、でもそれ以上は言えないわ。だけど今までで一番高いことからも、さすがは女子大学生って感じよね」
このタイラの思わぬ発言によって、制作責任者がCWテレビジョンネットワークのプレスを通して声明を発表。それによると、“基礎知識のテストはリアリティ番組ではよくあることで、特にオーディション形式の番組では、キャスト選びの際のひとつの要素となるのだ”とのこと。
しかし同番組の面白さと言えば、初めは“普通にスタイルのいい子”だった女子達が写真撮影やCM撮影などで喜びや失敗を経験し、回を重ねるごとに徐々にモデル色に染まっていく過程が見えること。そしてひとつ屋根の下で暮らす彼女達の中に、常に1人か2人は“要注意人物”がいて、何ともアメリカらしいキャットファイトが繰り広げられることが挙げられる。IQが高いとなると、そんな女子同士の取っ組み合いが見られなくなってしまうのではないかと心配になるが…。
「そんなことはないわ。彼女達はただ計算や統計やらをちょっと知っている、ということだけの話であって、キャットファイトはいまだ進行中よ。第2話では2人の女子が自分達のどっちが本当のビッチか言い争ってるの。『私は正真正銘のビッチよ』『いいえ、私が本物のビッチよ』ってね。何よそれ、あなた達はビッチじゃなくて女子学生でしょ。それに正真正銘のビッチってどういう意味なのかしら?」
ちなみに今回初となるのはモデル希望者全員が大学生というコンセプトだけでなく、タイラ以外の審査員が全員ニューカマー、ということもある。彼らが“ザ・王女”のタイラに対してどう接していくのか。そして番組史上最高のスマートな女子達がどんなケンカを繰り広げ、どんな風に垢抜けていくのか。見所が満載のシーズンになりそうである。
(TechinsightJapan編集部 ピーリング麻里子)