盲目ながら非凡な才能を誇るベテラン・ミュージシャン、スティーヴィー・ワンダー(62)が、ファッションデザイナーの妻、カイ・ミラード・モリスさんとの離婚を申請した。
スティーヴィーとカイさんは99年にNY・マンハッタンのクラブで出会い、6か月後に婚約。その後01年9月に結婚し、10歳になるカイランド君と7歳になるマンドラ君という2人の息子をもうけた。
カイさんはデザイナーとして、05年に「Kai Milla Designs」というレーベルをスタートし、最盛期にはファーストレディーのミシェル・オバマ夫人などを顧客に持っていた。しかし、その後10年の春夏コレクションを最後に、突然レーベルはクローズ。デザインオフィスの電話が通じなくなったり、フェイスブックの公式ベージも更新がぱったりと途絶え、NYとロサンゼルスにあるオフィスも引き払っていたそうだ。
そして今回、夫スティーヴィーとの離婚が明らかになった。実際、今回の届け出よりもずっと前に、2人の結婚生活はすでに終わっていたようだ。芸能サイト『TMZ』が入手した離婚届によると、2人は09年10月以来別居していたとされている。
離婚の原因には、「irreconcilable differences(和解しがたい相違)」といういつものフレーズが使われており、スティーヴィーは法的に使っている名前、「スティーブランド・モリス」として離婚を申請。署名の代わりに指2本で書類に押捺している。離婚届は先月26日に申請されたそうだ。
2人の息子については、スティーヴィーとカイさんが共同で親権を持つことになるようだ。スティーヴィーは養育費と、カイさんの生活費のサポートをする件で合意しているという。ちなみにスティーヴィーにはこの2人の息子の他、婚外子を含めて合計7人の子供がいる。
今回の離婚はスティーヴィーにとっては2度目。彼は、70年から2年間に渡って歌手の故シリータ・ライトさんと結婚していたことがある。スティーヴィーの代理人は『NYデイリーニューズ』に対して離婚を認め、「これは個人的な事柄なので、メディアの皆様には彼とカイ、子供たちのプライバシーを尊重して下さるようお願い申し上げます。」との声明文を出した。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)