『New York Daily News』紙カメラマンの「アゴをパンチした!」として警察に被害届けを出されているのが、人気俳優アレック・ボールドウィン(54)である。婚約者を伴って役所を訪れた直後のこの事件にメディアは騒然となった。「俺はカメラで顔面を殴られかけたんだ!」などとあくまでも被害を受けた側であることを強調しているアレックだが、ここにきてついに渦中のカメラマンがTV番組に登場し、事件から現在の心境までを自ら語っている。
どうにもお騒がせトラブルの無くならない俳優アレック・ボールドウィンに、「またか」と呆れているメディアのいかに多いことか。今回は「アゴを殴られた!」と主張するカメラマンに被害届けを提出されてしまったが、アレックも負けじとTV番組に出演し「俺はそこまで間抜けってわけじゃない」、「以前にも同カメラマンに自宅前にテントを張られた」などと反論していた。
そこまで言われたカメラマンも黙ってはいられなくなったのだろう。「殴られた!」と主張しているマーカス・サントス氏はこのたびTV番組『Good Morning America』に出演。アレックの「パンチなどしていない」という主張は事実に反するとし、「(パンチの)衝撃を緩和しようと後ろに下がったものの、アゴにパンチが入った」と語っている。
さらにサントス氏は、「過去にも接点があった」とするアレックの主張に首を傾げる。アレックは「過去にサントス氏が自宅前にテントを張った!」などとTV番組で主張し同氏にストーカーまがいの行為を受けたことを暴露したのだが、実はサントス氏は“新人カメラマン”なのだ。セレブの写真を撮影する“パパラッチ業務”も通常は担当しておらず、当日は偶然仕事がキャンセルになったために「じゃあ今日はアレック・ボールドウィンの写真を!」と依頼されたにすぎないという。「サントス氏はこれまでも俺を付け狙っていた!」という主旨の主張を展開していたアレックだが、これは事実ではない可能性が高いようだ。
「アレックさんに言いたいことは何もありません。ですが僕は、アレックさんにされたことのせいで本当に恥ずかしい思いをしています。」
「僕は写真を撮ることが好きなのです。フロントページに自分が撮影した写真が載っているのを見るのもね。でも自分がフロントページに載るなんてまっぴらです。」
すでに弁護士にも話をし、今後どう動くか考えているサントス氏。一方アレックは「この暑さの中、パパラッチが走って心臓発作で死んだら俺が責められるのか?」などとツイートし、あくまでも“やっていない”という立場を貫く構えのようだ。
アレックは、殴ったのか、いや殴ってはいないのか。全米のファンの多くはすでに大方の予想をつけているようだが、皆さんの予想はいかがであろう。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)