1981年に撮影の事故で他界した女優のナタリー・ウッドが姉で、かつて“007”のボンドガールを務めた女優のラナ・ウッドが、命の危険すらあるアナフィラキシーショックを起こして病院に運ばれた。
ショーン・コネリーがジェームズ・ボンドに扮した1971年の映画、『007 ダイヤモンドは永遠に』のボンドガール、“プレンティ・オトゥール”を演じた女優のラナ・ウッド(66)。彼女が食事中に深刻なアレルギーであるアナフィラキシーショックを起こしてしまった。
カリフォルニア州フィルモアの自宅で夕食を摂った直後、ラナは突然のセキとくしゃみといった喘息性アレルギーに襲われ、続いては唇、舌などがみるみる腫れあがり、顔は風船のように膨張してしまったという。
しゃべることもままならないラナの様子に、救急救命士らは専門の治療が必要であると判断し、近くの大病院へと搬送した。芸能情報サイト『TMZ』が、救急処置を受け点滴のチューブにまみれたその時のラナの様子を写真で紹介しているが、彼女は普段着で道路に横たわっており、事態が急激に深刻さを増していったことが想像できる。
病院で適切な処置を受け、症状が治まったところで自宅に戻ったラナだが、ケロッグ社の“Frosted Mini-Wheats”を食べていたことから、医師より「小麦粉に含まれている小麦グルテン加水分解物がアレルゲン(抗原)となり、強いアレルギーを発症した可能性が極めて濃厚」と告げられたという。
アナフィラキシーショックはアレルギー症状の中でも最も深刻なもの。喉が腫れて軌道が狭くなり、呼吸困難、血圧や意識の低下などが起こるという、命にかかわる重大な症状を呈する。長年普通に小麦粉類を摂取して来たという人でも、ある日突然アレルギー症状を起こすことがあるというから、決して無関心ではいられない。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)