今年6月3日にインドネシアでの開催が予定されていた人気歌手レディー・ガガ（26）のコンサートが、キャンセルになってしまった。日本では考えられないその仰天の理由とは？

レディー・ガガのコンサートを心から待ちわびていたインドネシアのファンは、さぞガッカリであろう。6月3日に予定されていたコンサートのキャンセルが正式に決定してしまったのだ。その理由は、一部宗教グループと政治リーダーらの猛反発にあったようだ。すでに5万2000枚ものチケットは完売状態だったというから、ファンの失望感たるや半端ではあるまい。

ガガのコンサート開催に猛反発したグループの言い分はこうだ。ガガのダンスと衣装が及ぼすであろう影響は、あまりにも「デンジャラス」。これを受け、国家警察がコンサートの開催を今になって「NO」という結論を出したというから、まさにビックリである。地元団体のひとつはガガを「低俗」とコキおろした上、次のように述べている。

「ガガは自分自身のことを悪魔の子の使者だと言っていました。悪魔の教えを広めるともね。」

ちなみに先月は韓国におけるガガのコンサートでまさかの年齢規制が出て話題になったばかり。日本では考えられない規制が外国では次々と出されているのだが、これにガッカリしているのはファンだけではあるまい。ファン想いで知られるガガもまた、こういう動きに落胆すると同時に大きなショックを受けているはずだ。

各国の事情や背景は様々あるのだろう。だが、せっかくのコンサートを楽しみにしていたファンの気持ちを思うと、気の毒でならない。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）