大人気映画『G.I.ジョー』シリーズなどへの出演でここ日本でもお馴染みの俳優チャニング・テイタム(32)が、過去に男性ストリッパーとして働いていたのは有名な話である。そんな彼が映画『Magic Mike(原題)』でストリッパーを演じるというから女性ファンは大興奮。一方、当の本人は過去にストリッパーとして働いていたことを振り返り、「アホみたいだった」と嘆くばかりのようだ。
チャニング・テイタムやマット・ボマー(34)といったイケメン俳優陣が男性ストリッパーを演じ、セクシーに脱ぎ踊りまくるという新作映画『Magic Mike』の公開を、すでに世界中のファンが首を長くして待ち望んでいる。出演者ら数名は役作りを振り返るたび冗談を交えてゲラゲラ笑っているというが、かつて実際に男性ストリッパーとして働いた経歴のあるチャニングにとってみれば“面白くもなんともなかった”というのが正直なところのようだ。チャニングはこのたび雑誌『OUT』の取材に応じ、次のように語っている。
「(男性ストリッパーの仕事は)服を脱ぐだけさ。ありえない服を身に着けたアホみたいなヤツがね。」
ストリッパーの仕事については嫌な思い出が多いようだが、中でも嫌だったのは“服を脱ぐことだった”とチャニングは告白している。「いやいや、服を脱ぐから“ストリッパー”なのでは…」という声が聞こえてきそうだが、チャニングの言い分はこうだ。
「服を脱ぐのが楽しいなんてことは決してなかった。」
「ステージに上がるだろ。するとお客さんたちは大声を上げるんだ。まるでロックスターみたいな気分になるけど、実際には何者でもないってわけ。」
ステージで踊り裸になりながらも、チャニングは複雑な思いを抱え悩んでいたようだ。
「俺が役者になってもう8年。ようやくアレコレ理解できるようになってきたところだね。」
「これからも自分に何かを学ばせてくれる人たちを見つけ続けていきたい。そう思っているよ。」
こう向上心の高さを示したチャニングにとって、過去のストリッパーとしての経験は決して誇らしいものではないようだ。だが彼の経験は、現在没頭している映画の仕事に実際に役立ったのだ。何事も経験。ハリウッド俳優チャニングがそう実感するのは映画『Magic Mike』の公開後、ファンの熱狂ぶりを目の当たりにするときであろうか。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)