イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達・番外編】「現場には子供たち」。「ハッピーマザーズディ!」“イクメン”世界一! ジョニー・デップ来日記者会見。

やはりこの人は周囲にいる者すべてを虜にしてしまう。ジョニー・デップが、映画「ダーク・シャドウ」(ティム・バートン監督、19日公開)のプロモーションのため盟友ティム・バートン監督とともに来日した。あの子どものような笑顔と独特の声で、相手の目をしっかりと見つめながら質問に答えるジョニー。まさに、俳優・ジョニー・デップの魅力に濃密に満たされた50分間であった。

冒頭、ジョニーはまず東日本大震災の被災者へのメッセージを贈った。「被災地に出来る限りのサポートをしたい」、「日本は世界でもっとも好きな場所」と語るジョニー。今回の「ダーク・シャドウ」のプロモーションも米・英そして日本のみで行われた。12日に来日、翌13日にはすぐに日本を離れるという超過密スケジュールのなかでも、疲れた顔一つ見せず真摯にそしてユーモアを交えながら記者会見はすすめられた。

映画「シザーハンズ」から通算8回目のタッグを組むティム・バートン監督とはまさに「あうん」の呼吸だ。「これまで監督と意見が違ったことは?」という質問に対しては、「一度もないよ」と即答。まるでテレパシーで通じ合っているかのようにお互いの考え・インスピレーションが一致するのだという。本作「ダーク・シャドウ」はもともと1966年から71年にかけて全米で放送されたテレビシリーズだ。ジョニーもティム・バートン監督もこの番組の熱烈なファンであったそうだ。映画化にあたり、特にジョニーの思い入れは強く、作品に生命を吹き込むパートナーとして「当然のごとくティムの顔が浮かんだよ」と語る。「家族だけが本物の財産」とする主人公・バーナバスを演じるジョニー。私生活でも大変な子煩悩で知られるジョニーらしく、映画撮影中には13歳になる長女と10歳の長男も常に一緒に現場にいたことを明かした。

折しも会見が行われた13日は日本では母の日。90年に公開されたジョニーの出世作「シザーハンズ」の人造人間・エドワードに日本中の女の子たちが恋をした。それから20年あまり。彼に恋をした女の子たちが母親となり、子どもと一緒に「ジャック・スパロウ」、そして“200年ぶりに甦ってしまった”家族思いなヴァンパイア・バーナバスを応援する世代となった。そんな日本の母親たちに向けてジョニーは「Happy Mothers Day!」とメッセージを贈った。

会見終了後にはすぐに日本を離れる短い滞在時間ではあったが、ハリウッドで「最もファンを大切にする俳優」としての面目躍如といったところであろうか。日本のファンはまたしてもジョニー・デップにハートをわしづかみされたに違いない。

映画「ダーク・シャドウ」は5月19日より全国ロードショー。「ダーク・シャドウ」公式サイト <http://wwws.warnerbros.co.jp/darkshadows/>
(TechinsightJapan編集部 村上あい)