世界的に有名なファッションデザイナーのカルバン・クライン（69）。彼が愛してやまないという、弱冠22歳のボーイフレンドが逮捕された。

付いたり離れたりしながらも、ここ2年ほどクライン氏が夢中になって“養っていた”のはニコラス・グルーバー、ニックの愛称で可愛がられていたイケメン・ボーイである。現在の肩書はモデルだが、以前はゲイ向けポルノ映画の俳優として稼いでいた。

そんなニックは24日未明、自宅として与えられているNYはグリニッジ・ストリートの高級ペントハウスにて、ニュージャージー州のエセックス・カウンティ・カレッジに通う20歳の男友達、スウィントさんと激しい口論に。それが激化したためスウィントさんがドアマンに助けを求め、その通報を受けて駆け付けたニューヨーク市警の警察官は、ニックを暴行事件の現行犯として逮捕した。

手錠をかけられ、警察署に連行されるとひどい暴言を吐いて抵抗したニック。署で脱衣を求められると、下着の中にコカインを隠し持っていたことも発覚した。また24日夕方の取り調べでは、ニックとスウィントさんは前夜のパーティから一緒に過ごしており、2人の口論の実態は「痴話喧嘩」であることが判明。ニックは、激しい嫉妬の言葉を口にしながらスウィントさんの性器をわしづかみにし、廊下に引っ張り出すと彼の顔を殴り、目から出血させたという。

そんなニックに、「これからも付き合って行きたい」とスウィントさんはあくまでも優しい。「彼は大切な友人だし、今後の活躍が期待できるスゴイ男。今回の件でコトを荒立てる気はない」と『NYポスト』紙に語っている。しかしコカイン所持ということもあり、ニューヨーク市警は複数の罪名を挙げてニックを正式に起訴、公判は8月から始まる予定だ。

なおクライン氏はここ2年、そのペントハウスの家賃を払ってあげており、ニックの大学入りも検討していたという。親しい人々には「一緒にいられるだけで本当に幸せなんだ」とノロけ、若いトーイボーイが与えてくれる新鮮なエネルギーを間近で吸収することが、彼の人生の最大の悦びとなっていたようだ。

あまり関係は無いのかも知れないが、このスウィントさんのファーストネームは奇遇なことに“カルバン”である。「ニックは大分ストレスを溜めているようだった。彼の苦痛が僕には理解できる」とスウィントさん。エネルギーをよほど吸い上げられていたのであろうか。47歳年上の偉大なる“カルバン”のお世話で、トーイボーイの方が疲れ気味だったとは苦笑するしかない。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）