人気歌手レディー・ガガ(26)が、自身のTwitterに残したあるツイートのせいで一部ファンらから大変な批判を浴びている。あるウッカリ発言が人々の逆鱗に触れてしまったようだ。
レディー・ガガといえば、多くのファンに“self-acceptance”、つまりあるがままの自分を容認することの大切さを説いてきた人物である。2月には『It’s Our Turn』と題された会議イベントに出席。その際、かつて摂食障害に苦しみ嘔吐を繰り返していたことを明かし、以下のように語り大絶賛されていたのだ。
「私が出ているビデオや雑誌の表紙があるじゃない? ああいったものって、完璧に見えてしまう。だけどあれは本当のものじゃない。私はこう言いたいの。ダイエットに死にもの狂いになるのは止めなくちゃ。だってみなさんくらいの年齢の子供達には影響が大きいもの。女の子達は(無理なダイエットで)病気になっているわ。」
世界的トップスターとして敬愛されるガガの言葉に多大な影響を受けた女の子も多いと聞く。だがやはりガガといえど26歳のうら若き女性、スリムボディ維持のために涙ぐましい努力をしているのだろう。その様子をガガはついウッカリ、以下のようにツイートしてしまったのだ。
「たった今、連続のスピンクラスを終えたところ。チーズバーガーを夢見ながらサラダを食べているの。」
スピンクラスとは全米で人気を博している“自転車こぎクラス”のことである。記者の友人もスピンクラスにせっせと通い“超”のつく肥満を見事に解消したのだが、彼女曰く多くのジムでは早朝から長時間のスピンクラスを提供しているのだという。ガガにそういったクラスに参加する必要があるとは考えにくいが、常に人目に晒されるからこそスリム体型は維持したいということか。運動だけではなかなか落ちない脂肪はカロリー制限で落とすしかないのだろうが、この「チーズバーガーを夢見ながらサラダを食べているの」というくだりに多くの人々が拒否反応を示す結果となってしまった。
「これって、つい最近女の子たちにダイエットを止めるように言ったのと同じ人?」
早速そうリプライしたのは『The National Eating Disorders Association』と呼ばれる摂食障害撲滅を目指す非営利団体。そのほかにも一般のファンらから「何百万人ものティーンたちに誤ったメッセージを送るなんて。」などと多くの非難を受け、まさに散々な叱られようなのだ。
今のところガガからはこういった非難、批判に対する弁明は無いのだが、ガガが内心「やっちゃった…」と思っていることは間違いあるまい。
だが我々一般人とは比較できぬほど人目に晒されるガガにとって、ボディ・イメージは大切なものなのだろう。ちょっとでも太ろうものなら“激太り”と報じられるセレブにとって、ダイエットはもはや生活の一部なのだ。
「もうTwitterはやめようか。」そんな風にガガがソッポを向いてしまわなければ良いのだが…。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)