本来は洋の東西を問わずの話だが、特にアメリカで厳しく取り締まられるのが、「ハンディキャップト専用ゾーン」に車を駐車させること。なんと健康そのもののアイドルが、この法規を破ってしまった。
ウェストハリウッドで20日、セレブの間で人気のヨガ&ピラティスジムにマイリー・サイラス(19)がやって来た。ところが、入り口に最も近い所に設けられているハンディキャップト専用のゾーンに、マイリーは愛車をデンと停めてしまった。
車をこの通り頭から入れるアメリカで、ペンキが薄かったとかマークが見えなかったとか、そんな言い訳は通用しない。以前、女優ヴァネッサ・ハジェンズがやはり同様の違反を犯していたことをお伝えしていたが、過去の例を総合すると、こういうことをするのは圧倒的にティーン・アイドルに多いと言わざるを得ない。
だが地球環境に配慮したハイブリッド車を選ぶあたり、マイリーは心優しい。きちんと全米ティーンのお手本になっているではないか。彼女もいずれは身内の誰かが大病をしたり、車椅子や杖のお世話になったり、赤ちゃんのいる大きなお腹で重そうに歩く姿を目の当たりにすることがあるはず。その時に、「私などがこのゾーンに停めてはならないんだ」ときっと理解してくれるであろう。
ちなみにこの車はメルセデス・ベンツのML450ハイブリッド。マイリーが免許を取ってから、一番長く乗ってきた愛車である。“GM、ダイムラー、クライスラー、BMWが共同開発した2モード・ハイブリッド・システムを搭載”というのがウリで、低速走行と高速走行でモーターを使い分けるという非常に低燃費のスグレものだそうだ。地球には優しいマイリー。次は人への優しさにも期待しよう。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)