イタすぎるセレブ達

writer : techinsight

【イタすぎるセレブ達・番外編】「バックストリート・ボーイズ」ニック・カーターの妹が25歳の若さで急死。

「バックストリート・ボーイズ」の最年少メンバーで、ソロ歌手でもあるニック・カーター(32)の妹、歌手のレスリー・カーターが25歳の若さで急死したことが分かった。死因はまだ明らかになっていないが、処方せん薬の過剰摂取が疑われている。

レスリーの血を分けたきょうだいは5人。兄のニックだけでなく、弟のアーロン・カーター(24)も歌手、妹のエンジェルはモデルとして活躍している。レスリー本人も99年から歌手として活動し、01年のCGアニメ映画『シュレック』の中のサウンドトラック収録曲『Like Wow!』を歌っていることで知られている。

カーター家の5人きょうだいが、ニックを中心に音楽キャリアを発展させようとする姿は、06年に『E!』局で放映されたリアリティTV『House of Carters』で描かれ、全米に放映されていた。レスリーは08年にはマイク・アシュトンさんと結婚して一時キャリアを中断、カナダ・トロントに移り住み、昨年4月には長女アリッサちゃんにも恵まれていた。

その後、レスリーは他のカーター家の面々が住むニューヨーク州のアップステート・エリアに引越し、幸せな結婚生活を送っていたはずだったのだが、1月31日、突然の急死が伝えられた。当初、「死因は不明」とされていたが、芸能サイト『TMZ』による最新情報では、彼女が最近抗不安薬の「ザナックス」など、処方せん薬への依存に苦しんでおり、それが死因に寄与したのではないかと報じている。カナダからニューヨークに引越したのも、家族の助けを借りて依存症を治療するためだったとしている。

亡くなった当日は家族が用事を済ませるために外出している間、レスリーが1時間ほど一人になっていたといい、家族が帰宅すると意識不明で倒れていたそうだ。まもなく1歳になる長女は、幸いそこにはいなかった。1日に行われた検死の結果では、遺体に外傷が見られなかったため、現在死因特定のための薬物検査が行われている。

カーター家は1日、「私達の愛する娘、姉、そして孫であるレスリーの死に深く悲しみを受けています。この難しい時に、プライバシーを尊重してくださるようお願い致します。」と声明文を出して、レスリーの死を悼んだ。

弟のアーロンは姉の突然の悲報に動揺を受けており、出演中のオフ・ブロードウェイミュージカル『The Fantasticks』を休養し、「家族と共に時間を過ごす。」と声明文を発表した。一方、兄のニックは現在、米東海岸を回るソロツアー中の真っ最中だが、休まずステージを務めることを発表。「パフォーマンスをすることで、精神的浄化を受けられる。レスリーは僕が歌うのを見るのが大好きだったから、残りのツアーを妹に捧げることにした。」とコメントした。何とも痛ましい悲劇であるが、心からレスリーのご冥福をお祈り申し上げたい。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)