NBA選手クリス・ハンフリーズとのあっけない離婚劇で、すっかり人望を落とした感のあるキム・カーダシアン（31）。何に関してもお金だけはガッポリ稼ぐというキムやファミリーのやり方にバッシングが続いているが、デミ・ロヴァート（19）だけはキムを優しく励まし続けていたようだ。

キムは、ハリウッドで4日に開催された、『Seventeen』誌最新号の表紙を飾ったデミを祝うためのパーティに出席したかったが、それは叶わなかった。妹クロエ・カーダシアンの夫であるNBA選手ラマー・オドムが今季、「LAレイカーズ」からテキサス州の「ダラス・マーベリックス」に移籍し、彼女は現在そちらで妹夫妻のこまごまとした手伝いをしているのだ。

その代わり、キムはデミ宛てにメッセージをしたためていた。パーティ会場ででは、“あなたは私の素晴らしい親友。その強さと優しさを感じずにはいられないわ。人として、タレントとしてのあなたの成長が本当に楽しみ。一生忘れられないような素晴らしい思い出を、これからも一緒に作り上げて行きましょうね”と書かれた、キムからの心温まるメッセージが読み上げられた次第である。

デミは今でこそ笑顔を見せてくれるが、重度の摂食障害や双極性障害を理由に一昨年秋からはリハビリ施設入所を余儀なくされ、タレント活動をしばらく休止。復活後は「摂食障害に苦しむティーンの手本になりたい」と気丈に宣言し、苦悩のどん底にあった時に電話で自分を励まし続けてくれたのは、キムとセレーナ・ゴメスであったことを明らかにしていた。

その類まれな美貌と豊満ボディが妬ましすぎて、どうにも女性の友人が出来ず、味方は家族と男ばかりなどと言われるキム。デミの恩返しとその優しい励ましは、心に沁みる嬉しいものであったに違いない。もっともデミはキムよりひと回りも年齢が下であり、むしろ「仲良し姉妹」に近い愛情ではないかと思う。いや、尊敬語や謙譲語といった言葉遣いにしばられない英語圏では年齢差など大した問題ではないか。

ただし結婚や離婚、妊娠出産、そして育児などを語り合える、もう少し年の近い親友が一人欲しいようにも思われる。まぁそのあたりは、やはりカーダシアン姉妹の出番であろう。キムと恐らく価値観が同じで、何かと肩を並べられるはずのパリス・ヒルトンとも関係はこじれてしまっている。仕方あるまい。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）