イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】NBCの大晦日特番で、ジョン・レノンの『Imagine』の歌詞を勝手に替えたシーロー・グリーン大ひんしゅく。

ポップス、ソウル、R&B、ラップ、何でもこなす器用さが評判のアーティスト、シーロー・グリーン(Cee Lo Green=37)。この度彼が、ジョン・レノンのあの名曲の歌詞を勝手に替え、大ひんしゅくを買っている。

ゴスペルで育った抜群の歌唱力を武器に、楽しいステージを心掛けるグリーンだが、“Forget You.”を“Fxxk You.”と替えて歌ってしまうちょっとアブナイ一面も。そのイタズラ心が過ぎたのか、彼はNBCの大晦日の特別番組『New Year’s Eve with Carson Daly』に出演して“Imagine”を熱唱した際、歌詞の一部を替えてしまった。

具体的には、“Nothing to kill or die for, And no religion too” という部分が、“Nothing to kill or die for, And all religion’s true”と替えられていた。全ての宗教を正しいと認めようというグリーンの言葉は、それだけ聞けば素晴らしいが、この曲の歌詞の趣旨とは違う。ジョンは私達に「天国も地獄もない、国境も宗教もない、個人の財産もない…。そういう世の中を想像してみてごらん? そこはきっと平和で、飢餓や奪い合いや殺し合いもないだろう。世界が、人々の心がきっとひとつになれるよ」と訴えている。国家間、宗教間の紛争に心を痛めて生まれた歌詞なのだ。

無神論者をはじめ、この名曲およびジョン・レノンのファンから「勝手なことをするな」、「知的な理解力に欠けている」などとツイッターで大変な批判を浴びたグリーン。自身の信念や理論を展開しながら応戦していたものの、完全にヒートアップしたところでハタと汚い言葉の羅列に気付いたのか、自らのツイートをみるみる削除して行った。名曲の替え歌だけは、いかなる理由でもやらないに限るようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)