writer : maki

【ドラマの女王】大河ドラマ、平清盛がスタート。好発進させた“まえだまえだの熱演”に拍手!

人気俳優の松山ケンイチをはじめ豪華キャストが揃う大河ドラマ『平清盛』が1月8日からスタートした。第1話の内容は平清盛の幼少期が中心となり、清盛の少年時代を演じた前田旺志郎(まえだまえだ)の演技が光った。

NHKの大河ドラマ『平清盛』では平清盛を松山ケンイチ、源頼朝を玉木宏が演じる他、中井喜一、松田翔太、山本耕史、森田剛、上川隆也、藤木直人などの男優陣と武井咲、松雪泰子、檀れい、松田聖子、吹石一恵、りょう、加藤あい、深田恭子、田中麗奈、成海璃子、和久井映見といった女優陣などまだまだ上げきれないほどの豪華な顔ぶれが出演する。

新年1月8日よりいよいよ放送開始した同ドラマにお笑いコンビ、まえだまえだの姿を見たときは意外だった。事前には報道されていたようだが、前述の俳優陣の情報が大きかった為に伝わってこなかったのだ。

それだけに彼らの熱演には感動させられた。ストーリーには詳しく触れないが、弟の前田旺志郎は平清盛の少年時代「平太」として主演したのである。兄の前田航基も後に瀬戸内の海賊王となる「兎丸」(加藤浩次が演じる)として登場した。

なかでも旺志郎は迫真の演技を見せてくれた。特に血のつながらない父母である平忠盛(中井貴一)、宗子(和久井映見)との関係に気づいて行く過程の表情は涙さえ誘った。

まえだまえだは映画『奇跡』に主演して一躍、役者としての才能を知らしめたが、この時には兄の航基がより役者としての演技を意識していたように思える。対して旺志郎はあくまでも自然体で演じたことが、彼の魅力を引き出していたのだ。

しかし、今回はその旺志郎が演技に目覚めたように感じる。いくら彼でも自然体であの迫力ある演技が出てくるとは思えない。監督の持つイメージを彼なりに解釈して表現した姿だったはずだ。11歳にしてそれを理解して演じられる彼の才能は素晴らしいと言える。

第1話では、終盤に父から「飼い犬となりたくなければ強くなれ!」と諭されて天を仰いで雄たけびを上げる「平太」が青年期の平清盛(松山ケンイチ)へと成長して次へと続く。まえだまえだの登場場面も今後は回想シーンで見る程度となるだろう。

大河ドラマでは『龍馬伝』で坂本龍馬の少年時代を演じた濱田龍臣がブレイクしたように、出演は僅かでも注目度は大きい。まえだまえだも俳優として活躍する機会が増えそうだ。
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)