スラリと美しいジェニファー・ハドソン（30）がニューヨークのウェイト・ウォッチャーズ・センターに姿を現したのは1月12日。著書『I Got This: How I Changed My Ways and Lost What Weighed Me Down（原題）』の出版を記念してのサイン会を行うべく颯爽と登場したジェニファーは、かつての肥満体からは想像もつかぬ可憐な容姿で会場につめかけた人々の喝采を浴びた。ダイエットに成功したのは2010年のことであるが、その後リバウンドとは縁のないジェニファーの美の秘訣とは何なのであろう。

「どうせすぐにリバウンド。デブに戻るのでは？」

そんな声も多くあがったジェニファー・ハドソンのダイエット成功であったが、その後も彼女はまさに輝くばかりのスリム・ビューティ。決してガリガリではないが、ウエストはスッキリとくびれ長く形の良い脚もスラリ。かつて肥満体だったことを想像すらできぬプロポーションであるが、それもそのハズ、約80ポンド、まさに36キロ以上もの減量に成功したジェニファーは今なおワークアウトや食事には十分に気をつかっているという。

そもそもダイエットの必要性に気付いたのは “息子のデビッドを妊娠していた頃よ” というジェニファーはこうも語る。

「 “どうして誰も私が妊娠してるって気付かないの？” って思ったの。息子のためにも良い手本にならなくちゃ。そんな気持ちで、産後すぐにダイエットを始めたの。」

とは言えハリウッドセレブとして、また幼い子の母としても多忙を極めるジェニファーにとって、ジムに連日通いつめて長時間ワークアウトするのは容易ではない。そんな時ジェニファーは「私が好きなことって何だったかしら？」と自問自答。外で自由な気分を楽しむのが好きというジェニファーは外に飛び出し、ジョギングをしたり自転車で遠出したりしたのだそうだ。また26階のアパートで暮らしていたときにはエレベーターを使うかわりに階段を猛ダッシュ。そういった地道な努力に加え、ウェイト・ウォッチャーズ社のダイエットプログラムに基づく食生活もおおいに減量に貢献したようだ。

だが我々一般人の多くは妊娠中の体重増加におおいに悩むもの。産後は母乳育児などで一時的に痩せる場合が多いが、その後離乳食が始まってからは子供の食べ残しを「もったいない」と言いながらたいらげ、さらには子供と一緒に昼寝。そんな日の連続ゆえに脂肪は確実に蓄積し、気付けば老化とともに新陳代謝が低下。「頑張っても体重が落ちない！」という最悪な結果が生じてしまうのである。

そこで前回のクリスティーナ・アギレラの話題でもお話をうかがった、加藤一実先生を再度直撃した。加藤先生は痩身治療「レーザースタイリング」の専門家であり、加藤クリニック麻布の院長である。

―先生、以前、“クリスティーナ・アギレラが太ってしまった”という話題の際に、いわゆる“産後太り”のお話をうかがいました。

加藤先生「そうでしたね。出産後にはお腹周りが太ってしまったと悩まれる方が多いのです。私のクリニックにも相談にいらっしゃる方が多いですよ。今回のジェニファー・ハドソンさんは、産後にダイエットに成功したのですね。」

―はい。しかもリバウンドもしていないそうで、うらやましがる女性も多いのではないかと。

加藤先生「そうですね。ではリバウンドについて少しご説明しましょうか。運動や食事を調整してダイエットした場合は、脂肪細胞が小さくなったため痩せるのです。脂肪細胞の数を減らすわけではないので、脂肪細胞がまた大きくなるとリバウンドする可能性があります。せっかく痩せてもリバウンドしてしまうのはそのためです。」

―では、リバウンドの可能性を低くするためには、脂肪細胞の数を減らせばいいのですか？

加藤先生「その通りです。そのような痩身治療のひとつには“レーザースタイリング”があります。レーザースタイリングでは脂肪細胞の数自体を減らしますので、よほど過剰なカロリー摂取などがない限りリバウンドすることは極めて低いといえます。」

産後にワークアウトや食生活改善という並々ならぬ努力でこんなにもキレイになったジェニファー。だが産後のダイエット成功もリバウンド知らずというのも、多くの女性から見ればお手本であると同時に奇跡のような存在と言えそうだ。確実に痩せたい、そしてリバウンドしたくないという場合は、脂肪細胞を減らす痩身治療法を検討すると良さそうだ。

■レーザースタイリング　http://www.laserstyling.jp/
■加藤クリニック麻布　http://www.katoclinic.jp/
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）