日本でも3月に公開予定の映画『マリリン 7日間の恋』で、第69回ゴールデングローブ賞ミュージカル・コメディ部門の主演女優賞を受賞したミシェル・ウィリアムズ(31)が、男性誌『GQ』のインタビューで元婚約者の俳優、故ヒース・レジャー(享年28)との思い出を涙ながらに語った。
『GQ』最新号で、マリリン・モンローさながらの妖艶な下着姿を披露しているミシェル。ゴールデングローブ賞受賞スピーチでは、「私は女優である前に、まず母親でありたいと思っています。だから一番に感謝したいのは娘です。」とヒースとの間に産まれた愛娘マチルダちゃん(6)を大事にする思いを語っていた。
いつもはプライベートをあまり語りたがらない彼女だが、『GQ』のインタビューで08年1月に急性薬物中毒により急逝したヒースとの思い出について語っている。
映画『ブロークバック・マウンテン』(05年)で夫婦役を演じたことがきっかけで、出会った2人。「ヒースとあなたは何故お互いに惹かれたのか?」と聞かれたミシェルは、「その答えはあるけれど、言えないわ。でも最初に会った時の、その出会い方からして“運命的”だった。」と彼女は振り返る。出会いからまもなく彼女は妊娠するが、「沢山のことが一度に起きた。それはまるで、私達には時間がないから急いでいるかのようだった。」と語る。
マチルダちゃんが産まれた後、07年には婚約を解消してしまった2人だが、インタビュアーに「2人がいつか結婚する日のことを考えたことはあるか?」と聞かれ、ミシェルは「その質問には悲しすぎて答えられない。」と返す。
その後、彼女の目に涙があふれ始めたのを見て、インタビュアーは慌てて謝罪の言葉をつぶやいたそうだが、ミシェルはそれをさえぎるようにして言葉を詰まらせながら、こう続けたそうだ。「ヒースと私が一緒になるということをいつも想像している。2人の結婚を想像することは、私の大好きなことの一つなのよ。」
また、ヒースに瓜二つのマチルダちゃんに年の近いきょうだいを作ってあげたいと、これまで焦っていたというミシェルだが、最近は彼女が6歳になったこともあって「もう焦るのをやめた。」そうだ。その理由は「これは運ではなく、それが私とマチルダの生きる道だから。」とのこと。ミシェルは08年から映画監督のスパイク・ジョーンズ(42)と交際していたものの、09年9月に破局している。惜しまれながら亡くなったヒースだが、ミシェルの心の中にはいつも特別な居場所があるようだ。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)