ラッパーのスヌープ・ドッグ（40）が先週末、テキサス州とメキシコの国境付近の検問所で、マリファナ所持のために逮捕されていたことが分かった。

長年のマリファナ依存症で知られているスヌープ（本名カルバン・ブローダス）が逮捕されたのは、テキサス州エル・パソ近くのシエラ・ブランカ・ハイウェイにある検問所。麻薬探知犬が、彼のツアーバスの車内でマリファナを発見した。

国境保安官が、車内からマリファナの煙の臭いがすることに気づき捜索したところ、ゴミ箱からマリファナ・シガレットなどが入った3個のボトルが見つかったという。スヌープは合計すると0.13ポンド（約59g）のマリファナを所持していたことになる。

彼はマリファナが自分の所持品であることを素直に認めたため、ドラッグ関連用具所持のため今月20日に出廷するよう言い渡され、釈放されたそうだ。スヌープは、カリフォルニア州では医療用のマリファナの使用許可を得ていたものの、テキサス州の法制下ではマリファナ所持は違法だとして逮捕となった。彼は過去10年の間、マリファナやコカイン所持、また銃器の不法所持により、様々な場所で何度も逮捕されている。

ちなみに同じ検問所では10年に、カントリー音楽界の大御所でマリファナ合法化論支持者のシンガーソングライター、ウィリー・ネルソン（78）も逮捕されている。その際にはスヌープが彼を擁護し、「誰もウィリーを逮捕する権利はない。ウィリーに問題がある奴は、オレのところに来い。」などと発言していた。今回はそのスヌープが同じ場所で御用になるという、実に皮肉な事態が起きたことになる。
（TechinsightJapan編集部 ブローン菜美）