『ベビーシッター』、『ターミネーターズ』、『サンフランシスコの空の下』などの作品に出演して来た甘いマスクの持ち主、俳優のジェレミー・ロンドン(39)が妻へのDV容疑で逮捕され、このほど起訴された。
ジェレミーは先月18日、カリフォルニア州リバーサイド郡パームスプリングスに暮らす別居中の妻、メリッサ・カニンガムさんに暴力をふるったとして指名手配されていた。
メリッサさんとは06年9月に結婚したものの、ジェレミーの薬物依存症による奇行や虚言癖を原因に別居となっていた。2人の間にはリリック君という一児がおり、18日にはその子の養育権をめぐって口論が激化し、ジェレミーがメリッサさんに怪我を負わせた。
ジェレミー側は事実無根であると主張しているが、彼が薬物依存症であることを軽視できないとして、リバーサイド郡地方検察局はこのほど正式にジェレミーを起訴した。有罪判決を受けた場合、最長1年の刑務所生活を強いられる可能性もある。
以前にも薬物依存に絡んでのトラブルを起こしているジェレミー。昨年6月には、「タイヤのパンク修理を手伝ってあげた男性2人に、その車に押し込まれて拉致監禁された上、不法薬物を過剰に投与された」という旨の被害届を警察に提出し、しかし母親と双子の兄弟ジェイソン・ロンドンからは「妄想によるでっち上げ」と非難されてしまった。
優しく甘い笑顔が売りのジェレミー・ロンドンという俳優。もっと細身であった頃の顔は、理知的でもあった。“まさかあの(温和そうな)人が!”と言われることが本当に多いのが「DV男」の特徴であるが、彼もその典型例であろう。しかし彼の笑みは、ロマコメには向かない何か独特の厭味で冷血な雰囲気をも秘めている…今となれば、そうも言えるのではないだろうか。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)