イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】レディー・ガガ、“生肉ドレス”を手伝った元アシスタントに訴えられる。「彼女のワガママと激務でヘトヘトでした。」

「もう何もかもヘトヘトだった。」レディー・ガガ(25)の元アシスタントであった女性が、あまりにも過酷な労働を理由に、さらなる賃金の支払いを求めてガガを訴えた。

『NYポスト』紙電子版によれば、NY州マンハッタン連邦裁判所にガガを訴えたのは、ジェニファー・オニールさんという40代の女性。雇い主のガガとは年7万5000ドルという報酬で契約し、その額はすでに受け取ったというが、実情は13か月間で7,168時間も働いたとし、激務を理由にさらに38万ドル(約2960万円)を求めたいとしている。

“The Monster Ball Tour 2010” では、ガガとともに世界中を回ったというオニールさん。そのお世話は本当にタイヘンであったようだ。スケジュールや金銭面の管理はもちろんだが、日常生活においてもシャワーの後にタオルをさっと渡すばかりか、日々の食事のメニューまですべてがガガの要求通りスムーズに準備されることを厳しく求められ、精神状態は常に張りつめたものであったという。

自宅や事務所以外にも、たとえばコンサート会場や宿泊先のスイートルーム、プライベートジェットやヨット、電車やツアーバスといった移動手段の中でさえ、ガガは時間も考えずにいきなり理不尽な要求を突きつけて来るため、オニールさんはその13か月間、睡眠はおろか食事を楽しむ余裕すら無かったそうだ。

また、エキセントリックなガガの衣装選びを手伝うこともオニールさんの仕事でもあったという。何と言っても思い出すのは、昨年9月の『MTV/VMA授賞式』に登場した際の“生肉ドレス”。肉を刻んでガガに着せ、その要求通りにスタイルを仕上げてくれるブッチャーを手配しなければならなかった。ワガママな女優やディーヴァのアシスタントは気苦労が絶えないというが、特にもガガのお世話が大変であったことは想像に難くない。

タレントのアシスタントという仕事は極めて特殊な職業であり、タレントの活躍度や家庭状況、また人柄によっても労働状況に大きな差が出てくる。ガガのように他人を雇う場合と、実の母や姉がやってくれている場合を同一視することも難しい。最初の契約がモノを言うが、条件は雇用主が強気で決めたものであり、サービス残業も当然という世界である。「私の下で働けるなんて幸せよね?」で全てが片付けられているのだ。ガガばかりではない、ハリウッドにはワガママ・ディーヴァがごっそりといるではないか。この裁判の行方はなかなか興味深いものがある。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)