イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】NELLY、アメリカン・エキスプレス・カードに訴えられる。160万円の請求額を払えず。

美メロ系ラッパーのNELLY(本名コーネル・アイラル・ハインズ・Jr.=37)の懐事情が心配される。アメリカン・エキスプレス・カード(AMEX)が、請求額未払いを理由に彼を訴えていたことが分かった。

芸能情報サイト『TMZ』によれば、AMEXはミズーリ州の裁判所に今年10月に起訴状を提出しており、NELLYに対して請求している額は20,403ドル64セントとのこと。これに法的な手数料として3000ドルが加わるそうだ。

昨年は、ケリー・ローランドをフィーチャーした『ゴーン~ジレンマ Pt.II feat.ケリー・ローランド』をヒットさせ、アルバム『5.0』も好評であったが、今年のNELLYはそうした発表がなかった。“たった” と言っては語弊があるのだろうが、あれだけのスターが日本円にしておよそ160万円の支払いに困っているというのは、いったいどうしたものか。来年1月9日にもヒアリングに臨むことになるが、久しぶりに見る姿が裁判所というのも残念である。

クリスマスに年末年始の旅行にと、この時期ずいぶんクレジットカードのお世話になった方も多いと思う。あなたはもちろん、カード会社から次に届くその請求額を見てきちんと対応されると思うが、残念ながら今の時代、そういう面でルーズな人というのがいるものだ。少々飛躍してしまうが、日本の「自己破産」についてここで少しおさらいを…。

自己破産をすると、どのようなタイヘンな事態に陥るのか。よく言われる事柄が実は誤解であったりするものも多い。例えば…。

・選挙権がなくなる=ウソ。
・海外渡航はダメ=ウソ、同時廃止事件ではOK。破産管財人事件では手続きが終わればOK。
・職を失う=ウソ、不当解雇にあたる。
・家族が取り立てられる=保証人でない限り、それはない。
・電気製品が競売に=ウソ。29インチ以下のTVを含むほとんどの家電製品はそのまま保有可能。

おまけに換価するマイホームや車もないとしたら、「自己破産」によるデメリットなど、そんなにはないようにも感じられるであろう。だがカンタンにそれを申請してはならない。若いなら尚更のこと、その後の人生のあらゆる局面で困難にぶつかることになるのだ。

恋人と結婚式を挙げたくなっても、マイカーが欲しくなっても新たな借金はムリ。新居を探したくても、不動産会社は「ブラックリスト」の人物には貸したがらない。子供が生まれて大きくなっても、銀行や公的機関の「教育ローン」のお世話になることなどまず出来ない。マイホームなど、とてもとても…。愛する人の夢を、自分のせいでことごとく潰してしまいかねないのだ。

またクレジットカードというのは、単なるツケ払いのための魔法のツールではない。使ってはきちんと支払うという、いわば “キレイな履歴” を残すことで、自身の良好な信用状況を構築することを是非とも意識して頂きたいのだ。データは信販会社の枠を超えて管理されるため、人生において度々登場する「信用調査」の際に力を発揮することになる。たかがカード、されどカードであることを、まだ人生これから長いという若い方には特に覚えておいて頂きたいものである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)