イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】米国版『Xファクター』の先輩審査員ポーラ・アブドゥル、ニコール・シャージンガーに “デッドロックを” と強制か。

米国版『Xファクター』に出場し、パンチと透明感に溢れる歌声で会場を沸かせていたのが、まだ中学生だというレイチェル・クロウちゃん。「重い病気と闘っているパパのためにもお金が欲しい」とセミファイナルに向けて熱唱したこの子のジャッジをめぐり、審査員席でのヒソヒソ話が物議を醸している。

レイチェルは出場当初から「お金持ちになりたい。家族を喜ばせてあげたい」と口にし、与えられた曲には常に全力投球。父親が多発性硬化症という深刻な病と闘っていることも最近分かり、本当に多くの支持者を得ていた。

そして8日、“レイチェルvsマーカス” の対戦が行われた。「2人とも素晴らしいから、どちらかを選ばなければならないのはあまりにも過酷」と言いつつも、審査員は次々と落したい方の名を口にした。マーカスNGが2票、レイチェルNGが1票という状況で、最後の1票を任せられた審査員はニコール・シャージンガー。

震えるような声で、涙を流しながらオロオロと「私は判断できない。視聴者の投票結果に任せたいわ…」として “デッドロック” に持ち込んだニコール。そこで残念ながらレイチェルの脱落が決まり、この子はステージにしゃがみ込んでワンワン大泣きし、多くの観客や視聴者がもらい泣きしてしまった。一方、審査員席ではやはり二コールがボロボロと涙をこぼし、それをアブドゥルが慰めていた。

審査員2名がNG指名したことでも分かるように、この日落ちるのはマーカスだというのが大方の予想であった。そのためレイチェルの支援者は、ニコールがデッドロックに持ち込んだからだ(マーカスは視聴者投票では高得点であった)として、思い切り彼女を責めている。ところがここに来て、ニコールがジャッジ発表の寸前で隣の席のアブドゥルから、あるプレッシャーをかけられていたことが発覚した。

「Just let it go to a deadlock.」

ところがこれ、ヒソヒソ話のつもりがマイクがしっかりと入っていた。ニコールの優柔不断さとアブドゥルの威圧感が浮き彫りになり、審査員間にプレッシャーが存在することには、レイチェルのファンばかりか視聴者も不快感をあらわにしている。

もっとも、本当に才能のある子のことは業界が放っておかない。早くもディズニーがレイチェルの獲得に興味を示している様子だ。カーリーヘアにちょっとポッチャリめの体つき、そして愛くるしい笑顔はタレント性に満ちており、他の出場者より早くデビューするのではないかとの声も出ていることが嬉しい。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)