ハルク・ホーガンの息子ニック・ボレア・ホーガン(写真・左から2人目)については、フロリダ州で07年8月、父の所有するトヨタ・スープラを猛スピードで運転し、ヤシの木に激突というスリップ事故を起こし、同乗の友人を寝たきりにさせてしまった。甘い父、ハルクの呆れた釈明会見も有名になったこの事故。しかしニックは09年にも大きな事故を起こし、その相手から今新たに訴えられていることが分かった。
4年前のその大事故により、ニックの友人ジョン・グラズィアーノさんは今でも脳障害の状態で入院中である。17歳の息子が飲酒の上に無謀運転という重大な事態にもかかわらず、父ハルクは保釈金110万円を支払い、「まだ17歳なのに成人と同じように裁く気か」と親バカむき出しのコメントを放ち、ジョンさんの家族から高額の慰謝料と治療費を求めて訴えられ、ニックは3年間の免許停止を食らった。
芸能情報サイト『TMZ』は、そんなニックが09年にロサンゼルスのフリーウェイで女性の運転する車と衝突し、相手に重傷を負わせたために、再び法廷に立つことになったと報じている。ニックを訴えたのは、マルセラ・ポサダさんという名の女性。警察が検証した内容より車のダメージはひどく、本人の負った怪我はより重いものであったと主張しており、約2万5000ドル(およそ200万円)の損害賠償を求めたいとしている。
ニックはその頃、「RIKISHI」が主宰するカリフォルニアのレスラー育成スクールでトレーニングを受けたりもしていたが、現在の生計は主に俳優業で立てている様子。だが、ホラーや犯罪もののB級映画のチョイ役が年に1本入ってくる程度で、相変わらず父ニックに食わせてもらっていると言われている。世間の彼を見る目は、“お金の価値を知らない甘やかされたボンボン” と相変わらず冷ややか。なかなかイメージの挽回を図れないようだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)