大御所クリント・イーストウッド監督(81)が、カーダシアン家ばりに一家そろってリアリティTVに出演することになった。これを受けてハリウッドでは、「お金に困っている訳でもないのに、なぜ?」の声があがっている。
芸能サイト『TMZ』などによると、このリアリティTV番組はイーストウッド監督と、35歳年の離れた現在の妻のディナさん(46=写真右)、娘のモーガンさん(15)、そして監督と前妻との間に生まれた娘の女優フランチェスカ・フィッシャー=イーストウッドさん(18)らを中心として、すでに撮影が始まっているそうだ。
番組は「ハリウッドのロイヤリティ」ファミリーであるイーストウッド家が、どのような「セレブ生活」をしているのかを描くものになるという。しかし、イーストウッド監督自身はさすがにメインの登場人物として描かれはせず、「カメオ出演」を数回することにとどまるようだ。
番組は、キム・カーダシアン一家のリアリティTVの制作でも知られるプロダクションの『Bunim/Murray』が手がけ、これまたカーダシアン家のリアリティTVと同じネットワーク局、『E!』で放送されることになる。放送開始は数か月以内を想定しているとのことだ。
アメリカのリアリティTVと言えば、カーダシアン一家のようにその「セレブぶり」を見せびらかして、芸の才能はさておきとにかく有名になりたい輩や、ユニークな生活を誇る一般人達、例えば子だくさんの一家などが高額のギャラを目当てに、プライバシーを切り売りする危険を冒しつつ撮影に同意するのが常。
しかし、二度のアカデミー監督賞まで受賞した映画界の大御所、イーストウッド監督一家がお金に困っているとは到底思えないし、その「セレブ生活ぶり」を見せびらかして有名になることのメリットもなさそうだ。一家がギャラをいくらもらって番組の制作に合意したかは定かではないものの、ハリウッドでは「なぜ彼らがリアリティTVを?」という疑問があちらこちらで囁かれている模様である。
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)