イタすぎるセレブ達

writer : tinsight-yokote2

【イタすぎるセレブ達】スピード離婚のキム・カーダシアン、かつて熱愛のNFLレジー・ブッシュ選手を忘れられず。

婚約指輪は、そして8億円近くをかけた挙式は確かに豪華であった。だが交際6か月でNBA選手クリス・ハンフリーズ(26)との結婚を決めたキム・カーダシアン(31)に、“本当に彼に夢中?” という疑惑の声も多かった。案の定、超スピード離婚に踏み切ったキム。その心は…。

結婚生活期間はたった72日間。子供も授かっていなかったことから、キムは離婚申請書で “和解し難い不和” をその理由に挙げているが、要求はそう多くない。“ジュエリーを含む私の個人資産が、すべて私にきちんと戻ればよい” としている。

そのようなキムについて “キムは恋愛に飢えていた。愛する相手が必要だっただけ” と報じる数々の芸能情報メディア。芸能サイト『Radar Online』は今、彼女は本心からクリスを愛したことはなく、その心はまだあの男の影を引きずっている、といった周辺人物の声を報じている。

「キムとクリスが互いの魅力に圧倒されていたのは事実、でも愛と呼べるものがあったかしら。クリスと初めて会った頃、キムはまだレジー・ブッシュのことが好きだったの。きっと今もそうよ。でも彼女は、クリスとは結婚後に愛を育んで行けばいいと思っていたんでしょうね。」

レジーは現在26歳、NFL「マイアミ・ドルフィンズ」でランニングバックとして活躍する黒人選手である。07年春からキムと交際し、オン・オフを繰り返した後、昨年春に決定的な破局を迎えていた。不仲や破局の原因はことごとく “レジーの浮気” であっただけに、キムとしてはやり切れぬ思いに満ちた別れであったはずだが、この2人がここで再び交際を始めても、同じ失敗をむやみに繰り返す可能性が高い。

そしてクリスについて。米芸能誌『Us Weekly』他多くのメディアが今、彼はキムを愛していたのではなく、“莫大な資産を誇るカーダシアン家のボム・シェルなご令嬢” という付加価値に惚れていたと断罪し、破局にもまるで落ち込んでいない様子を報じている。

キムの招きにより連日のように彼らの行動をメディアが追いかけ、ビデオカメラが回り続けた。エンタメ界の人間ではなかったはずのクリスも、すっかりハリウッド・セレブの仲間入りである。彼が急上昇する自分の知名度に舞い上がり、とんでもない自信を身につけ、コッソリと豪遊したことも良くなかったはずだ。

またもうひとつ、転地という大きな問題も立ちはだかった。LAを本拠地とする実業家でもあり、どうしてもマリブ暮らしをやめられないキム。一方クリスは「ニュージャージー・ネッツ」所属で、地元は五大湖の西、カナダに隣接するミネソタ州である。夫のための引っ越しもオプションにはあったはずだが、キムはやはりその決断が出来なかったのであろう。

男には、愛だ恋だと心が騒がなくても結婚できる本能的なものが備わっている。だが女性はそうは行かない場合がほとんど。元の恋人への未練を断ち切れないまま別の男性と結婚すると、減給だ、女遊びだ、転地だと問題が飛び込んで来る度に、“あの人(元カレ)となら、こんなことも平気で乗り越えられたのに” と気持ちが容易にグラついてしまう。「なぜ破たんしたのか」、キムは今頃滞在先のオーストラリアでこの離婚から学んだことをじっくりと考えているはずである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)