元「デスティニーズ・チャイルド」のメンバーで、現在はソロシンガーとしてヒットチャートをにぎわし、さらに英オーディション番組『The X Factor』のジャッジとしても活躍しているケリー・ローランド(30)が、4年前に豊胸手術を受けていたことを告白した。
ステージではいつも露出度のかなり高い衣装で、セクシーに歌って踊って魅せるケリー。8月には米ニュージャージー州のクラブで、黒いパンツにボンテージ風ブラでキメて、ヒット曲『Motivation』をパフォーマンスをしていたが、思わぬハプニングに見舞われた。
男性バックダンサー達を後ろに従え、夢中で歌い踊っていた彼女だが、曲が後半に差し掛かると共に、ブラがどんどんずり上がっていき、気づかぬうちに左右ともオッパイがポロリ! ケリーは後にツイートで、「あのポロリ、何とも思っていないって言ってくれれば嬉しいんだけど…。まぁ、ハプニングは付き物よね(爆笑!)」と自ら苦しいフォローをしていた。しかし、その様子はビデオやデジカメを構え、クラブフロアを埋め尽くしていたファン達に見事に記録されていて、瞬く間にインターネット上を駆け巡り、「赤っ恥」をさらしてしまったのだった。
モデルでもあるスタイル抜群の彼女、「ポロリ」をしてもこのように気にしないほどの「美乳」の持ち主なのだが、このほど表紙を飾った『Cosmopolitan UK』誌11月号で、実は07年10月に豊胸手術を受けていたことを告白した。
「(豊胸手術を受ける)決心をしたのは、10年も前。だから、今は問題なくインプラントについて話せるわ。」と語るケリー。手術を受けたのは「自分の“チキンナゲットみたいな小さな胸”がイヤだったから。」だという。「豊胸手術は、自分自身のためにとてもやってみたかったこと。男性のためではなく、仕事のためでもなく、自分のためにね。そして今は大満足しているわ!」と彼女は語る。
ケリーが豊胸をした大きな理由は「衣装を着ると、トップスがフィットしないのがイヤだったから」、つまりファッションのためだったそう。AカップからBカップへ、サイズアップしたインプラントを入れてからは、元「デスチャ」の仲間、ビヨンセの母であるティナ・ノウルズさんがデザインしたファッションブランド『House of Dereon』のセクシーな衣装も、バッチリ決まるようになったという。「インプラントを入れてから同じ衣装を着てみたら、とっても良くフィットして、ハッピーよ。やっと自分がコンプリートした感じね。」
ケリーが豊胸についてカミングアウトしたのは、「ウソをつくのはイヤだったから。近頃、豊胸手術を受けることは、歯のクリーニングを受けに行くのと同じくらい一般的なことだもの。」だという。
豊胸手術が一般的なことになったと言うケリー。では、実際にどんな人が豊胸手術を受けているのだろうか。そこで今回も豊胸のカリスマ・ドクター、「池田ゆう子クリニック」院長・池田優子先生にお話をうかがった。
-先生のクリニックでは、どんな方が豊胸手術を受けられていますか。
池田先生:「そうですね。年齢ですと20代の方が比較的多いようですが、もちろん30代、40代、50代の方も大勢いらっしゃっています。そして男性も豊胸手術を受けられていますよ。苦みばしったいい男になったと大変喜んでおられました。」
-それは幅広いですね。でも豊胸に年齢制限はあるのでしょうか?
池田先生:「きれいになりたいという意欲があれば、年齢は関係ありません。当院では80代の方でも豊胸手術をされています。」
-80代の方もいらっしゃるのですか! それは心強いですね。ではケースとしてはいかがでしょう。どのような方がいらしてますか?
池田先生:「若い頃から胸にコンプレックスをお持ちだったという方もいますし、授乳後に胸がしぼんでしまったという方もいますね。実は、授乳後の豊胸には、当院がお勧めしている脂肪注入法がもっとも適しているのですよ。脂肪注入する部位を工夫することによって、しぼんでしまった乳房もバストアップすることができます。」
-なるほど。他にはどのような方がいらしていますか。
池田先生:「そうですね、もちろんお仕事をバリバリなさっている方もいらっしゃいます。脂肪注入法でしたら、家事やデスクワークを中心とした事務仕事の場合は、手術翌日から行っていただけますから、なかなかお休みがとれないという方も受けやすいですね。」
豊胸というと、今まではタレントやモデルなどナイスバディーがモノを言う人達が受けるものかと思っていたが、池田先生のお話をうかがってみると、そうでもないようだ。
その豊胸をして大満足というケリーも、豊胸をしたいと考える若い女性達には、「手術に飛びつく前に一度よく考えて。後悔しないようにね。」と冷静にアドバイスしている。
しかし、そんなケリーに私達からは、「もう2度と“ポロリ”をして後悔しないようにね。」とでも、逆にアドバイスしたいもの。いくらサイズアップして、セクシー衣装もバッチリキマる自慢の胸だからといって、満員のファンを前にブラからずるりとハミ出してしまっては、恥ずかしいではないか…。自慢のバストは最愛の人にだけ見せていただきたいものだ。
※ 池田優子先生は、2002年3月渋谷に「池田ゆう子クリニック」を開院。過去5年で10,000件を超す手術を執刀するカリスマ・ドクター。カウンセリングからオペまでを院長自身が行う信頼感から、胸で悩む女性達の強い味方として現在の活躍に至っている。(HPはコチラ<http://www.ikeda-yuko.com/?lpomax=002>)
(TechinsightJapan編集部 ブローン菜美)